発売日: 2020年1月31日
ジャンル: ポップ、R&B、ダンスポップ
『Treat Myself』は、Meghan Trainorの3枚目のスタジオアルバムで、リリースまでに数回の延期を経て完成した期待の一作だ。このアルバムでは、モダンなポップとR&Bをベースにしつつ、ディスコやエレクトロポップの要素を大胆に取り入れており、これまで以上にダンサブルでエネルギッシュな楽曲が揃っている。
アルバム全体を通じて、自己肯定感、愛、成長、そして自己へのご褒美というテーマが描かれている。「No Excuses」や「Wave」、「Nice to Meet Ya」といったシングルは、Meghanの自信に満ちた歌詞とキャッチーなメロディが際立ち、ポップミュージックの魅力を最大限に引き出している。
以下、各トラックの詳細を解説する。
1. Wave (feat. Mike Sabath)
アルバムのオープニングトラックで、壮大で感情的な楽曲。海の波をメタファーにした恋愛の浮き沈みを描写した歌詞が印象的で、エレクトロポップのサウンドが新鮮。
2. Nice to Meet Ya (feat. Nicki Minaj)
Nicki Minajとのコラボレーションが光るアップテンポなトラック。自己紹介をテーマにした力強い歌詞とダンサブルなリズムが特徴的。
3. Funk
タイトル通り、ファンキーなリズムが特徴のトラック。軽快なビートと遊び心のあるメロディが楽しい。
4. Babygirl
明るくキャッチーなポップソングで、自己肯定感と前向きなメッセージが込められている。
5. Workin’ on It (feat. Lennon Stella & Sasha Sloan)
感情的なバラードで、自己成長と自己受容をテーマにしている。3人のアーティストのハーモニーが美しく、心に響く楽曲。
6. Ashes
シンプルで感情的な楽曲で、失恋の痛みと再生を歌っている。控えめなアレンジがMeghanのボーカルを際立たせている。
7. Lie to Me
エレクトロポップ調のトラックで、恋愛における真実と嘘をテーマにした一曲。ダークでムーディーなサウンドが印象的。
8. Here to Stay
愛の永続性を歌ったロマンチックな楽曲。ポップとR&Bの要素を融合させたシンプルなトラック。
9. Blink
自己肯定感と自信をテーマにしたアップテンポなナンバー。明るいビートとキャッチーなメロディが耳に残る。
10. Genetics (feat. The Pussycat Dolls)
セクシーでエネルギッシュなトラックで、The Pussycat Dollsとのコラボが楽曲にパワーを与えている。自己肯定感と自分のユニークさを称賛する内容。
11. Evil Twin
遊び心たっぷりの楽曲で、もう一人の自分との葛藤をテーマにしている。ユニークな歌詞と軽快なサウンドが魅力。
12. After You
感情的なバラードで、深い愛とその失望を歌っている。ピアノを基調としたシンプルなアレンジが際立つ。
13. Another Opinion
明るく軽快なポップトラックで、恋愛における他人の意見をユーモラスに描写している。
14. No Excuses
リードシングルとして話題になった一曲で、Meghanの強い意志を感じさせる歌詞とキャッチーなメロディが特徴。
15. Have You Now
アルバムを締めくくる感動的なトラックで、愛の喜びを歌った心温まる楽曲。穏やかなエンディングが印象的。
アルバム総評
『Treat Myself』は、Meghan Trainorがアーティストとしてさらに多様な音楽性に挑戦したアルバムだ。ポップ、R&B、ディスコ、エレクトロの要素が巧みに融合し、ダンサブルでキャッチーな楽曲から感情的なバラードまで、幅広いスタイルが楽しめる。
「Nice to Meet Ya」や「Wave」といったシングルは、彼女の個性と進化を象徴しており、アルバム全体を通じてポジティブなエネルギーが感じられる。自己肯定感と成長をテーマにした内容は、多くのリスナーに共感を与えるだろう。
このアルバムが好きな人におすすめの5枚
Dua Lipa – Future Nostalgia
レトロなディスコ要素とモダンポップの融合が、『Treat Myself』と共通する。
Ariana Grande – Positions
R&Bとポップの洗練されたサウンドが、『Treat Myself』と似ている。
Sia – This Is Acting
力強い歌詞とダンサブルな楽曲が多く、Meghanのスタイルに通じる。
Bruno Mars – 24K Magic
ファンキーで明るいサウンドが、『Treat Myself』の楽曲と響き合う。
Kelly Clarkson – Meaning of Life
ソウルフルなポップと感情豊かな歌詞が、『Treat Myself』のバラードに共鳴する。
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