
1. 歌詞の概要
Popsceneは、Blurが1992年3月30日にリリースしたノン・アルバム・シングルである。レーベルはFood Records。作詞・作曲はDamon Albarn、Graham Coxon、Alex James、Dave Rowntreeの4人、プロデュースはSteve Lovellが担当している。UKシングルチャートでは1992年4月11日付で最高32位を記録し、チャート滞在は2週だった。(Official Charts)
この曲で歌われるのは、ポップ・シーンへの嫌悪である。
シーン。
流行。
模倣。
クローンのようなバンドたち。
何か新しいものがあるように見えて、実は何もない場所。
Popsceneは、その空虚さに対して、若いBlurが苛立ちを爆発させた曲である。
だが、面白いのは、この曲がただ冷笑的な歌ではないことだ。
サウンドは凄まじく前のめりで、ほとんどパンクに近い。
Graham Coxonのギターは鋭く歪み、ドラムは硬く走り、そこへブラスが突き刺さる。
Damon Albarnの声は、歌うというより吐き捨てるようだ。
Hey, hey, come out tonightという呼びかけは、パーティーへの誘いにも聞こえる。だが、その裏には、こんなくだらない場所に本当に出ていくのか、という皮肉もある。
タイトルはPopscene。
ポップの現場。
流行の中心。
若者たちが集まり、バンドが現れ、雑誌が騒ぎ、クラブが熱を帯びる場所。
しかしBlurは、その場所を祝福しない。
むしろ、そこにある同調圧力や、似たような顔をしたバンドたちへのうんざりを、猛スピードのロックンロールとして投げつける。
この曲は、Blurのキャリアの中でも特別な位置にある。
デビュー・アルバムLeisure期のMadchesterやシューゲイザー的な霞から抜け出し、のちのModern Life Is RubbishやParklifeにつながる、より英国的で、より攻撃的で、より自意識的なBlurが初めてはっきり顔を出した曲だからだ。
Popsceneは、当時は大きく売れなかった。
しかし、後から振り返ると、ブリットポップの始まりを告げる重要曲のひとつとして語られることが多い。楽曲解説でも、低いチャート成績にもかかわらず、ブリットポップの先駆的な曲と見なされるようになったと説明されている。(Wikipedia)
つまりPopsceneは、失敗したシングルであり、未来を先取りした曲でもある。
そこがこの曲のかっこよさなのだ。
2. 歌詞のバックグラウンド
Popsceneが出た1992年のBlurは、かなり難しい時期にいた。
1991年のデビュー・アルバムLeisureは、There’s No Other Wayの成功もあり、一定の注目を集めた。しかしBlurは、その時代の流行と強く結びつけられていた。Madchester、バギー、シューゲイザー。彼らは自分たちの意志以上に、その流れの中で消費されていた。
Damon Albarnたちは、そこから抜け出したかった。
Popsceneは、その苛立ちの中から出てきた曲である。
歌詞には、音楽業界やインディー・シーンに対する嫌悪がにじむ。Damonは、意味のないバンドが多すぎる、似たようなものばかりが並んでいる、という感覚を抱いていたとされる。楽曲情報でも、歌詞が音楽業界への嫌悪や、無意味なインディー・バンドが多すぎるという不満を反映していると説明されている。(Wikipedia)
この感覚は、タイトルにも表れている。
Popsceneという言葉は、ただのジャンル名ではない。
そこには、シーンというものへの不信がある。
シーンとは、本来なら音楽や文化が生まれる場所だ。
だが、同時に、すぐに型ができ、みんながそれを真似し、メディアが名前をつけ、消費されていく場所でもある。
Blurはその構造に対して怒っていた。
だからPopsceneは、外へ向かう攻撃であると同時に、自分たちがその中にいることへの自己嫌悪でもある。
ここが重要だ。
Blurは、上から目線で他のバンドを笑っているだけではない。
自分たちもまた、そのポップ・シーンの一部として扱われている。
その事実に耐えられない。
だから曲は、こんなにも焦っている。
サウンド面でも、PopsceneはLeisureとは明らかに違う。
ギターはぼんやりした霞ではなく、切り裂くように鳴る。ドラムはCanからの影響を感じさせる反復的なビートを持ち、さらにThe Kick Hornsによるブラスが加わる。楽曲情報でも、フランジャーを強くかけたギター、Canに影響を受けたドラムビート、The Kick Hornsのブラスが特徴として挙げられている。(Wikipedia)
このブラスの使い方が、非常に効果的だ。
パンクの鋭さに、英国的なポップの毒が混ざる。
ギターだけなら荒々しいロックで終わるところを、ブラスが入ることで、曲に皮肉な華やかさが生まれる。
まるで、腐ったパーティー会場にファンファーレが鳴り響いているようだ。
Popsceneは、リリース当時あまり受け入れられなかった。
UKチャートでは32位止まり。Official Chartsの記録でも、トップ40入りはしたものの、トップ20にもトップ10にも届かなかった。(Official Charts)
この反応は、バンドにかなり大きな打撃を与えたとされる。
当時、英国ではNirvanaを中心とするアメリカのグランジが強い影響力を持ち始めていた。Blurは、Popsceneの英国的な感覚がグランジの波の中で受け入れられなかったと感じていた。Graham Coxonは後に、NirvanaがPopsceneを台無しにしたという趣旨の発言をしている。(Wikipedia)
しかし、この挫折が重要だった。
Popsceneの失敗は、Blurを次の方向へ押し出した。
彼らは流行に合わせるのではなく、自分たちの英国性をさらに意識的に打ち出すようになる。
その結果、1993年のModern Life Is Rubbishへつながる。
つまりPopsceneは、Modern Life Is Rubbishの直前に鳴った号砲である。
まだアルバムの中には入らなかった。
だが、精神的には完全にその入口にある。
実際、Popsceneは英国版Modern Life Is Rubbishには収録されなかった。低調な反応に失望したBlurは、英国版アルバムからこの曲を外したとされる。一方で、アメリカ版や日本版には追加収録された。(Wikipedia)
この扱いも、曲の運命を象徴している。
バンドにとって重要すぎる曲だった。
しかし、受け入れられなかった痛みも大きすぎた。
だからしばらく、Popsceneは宙に浮いた曲になった。
それでも、ライブでは強い存在感を持ち続け、後年にはファンの間で重要曲として再評価されていく。2009年のコンピレーションMidlife: A Beginner’s Guide to Blurで、ようやく英国のBlurアルバム作品に収められることにもなった。(Wikipedia)
Popsceneは、遅れて理解された曲なのだ。
3. 歌詞の抜粋と和訳
歌詞全文は権利保護のため掲載しない。ここでは、楽曲の主題を示す短い部分のみ引用する。歌詞はDorkなどの歌詞掲載ページで確認できる。(Dork)
And everyone is a clever clone
和訳:
そして誰もが
賢そうなクローンになっている
この一節は、Popsceneの怒りをよく表している。
ここでDamon Albarnが見ているのは、個性を装った没個性である。
みんな気が利いている。
みんな新しそうに見える。
みんな分かっているふりをしている。
でも、結局はクローンだ。
この言葉は、音楽シーンへの批判であると同時に、ポップ・カルチャー全体への批判にも聞こえる。
流行は、人に個性的であることを要求する。
だが、その個性すらすぐに型になる。
誰もが違うふりをしながら、同じ服を着て、同じ言葉を使い、同じ態度を取る。
Popsceneは、その滑稽さを見抜いている。
しかも、この批判を理屈っぽく語るのではなく、ギターとブラスの爆音で叩きつける。
そこがBlurらしい。
引用部分の著作権は作詞・作曲者および権利者に帰属する。ここでの引用は批評・解説を目的とした最小限の使用である。
4. 歌詞の考察
Popsceneの歌詞は、短く、鋭く、非常に攻撃的である。
描かれているのは、模倣の連鎖だ。
誰かが新しいイメージを作る。
それを誰かが真似する。
それが流行になる。
そして、みんなが同じようなクローンになる。
この流れに対して、Damonはうんざりしている。
ただし、この歌詞は単なる若者の愚痴ではない。
Blurは、ポップ・シーンの中に入りながら、同時にそのシーンを批判している。これはかなり複雑な立場だ。自分たちもシングルを出し、チャートを意識し、雑誌に取り上げられ、ライブで客を集めるバンドである。
つまり、彼らは外側から批判しているわけではない。
内側から、自分たちのいる場所を嫌悪している。
この内側からの嫌悪が、Popsceneをただの風刺ではなく、切迫した曲にしている。
Damonの歌い方には、余裕がない。
皮肉を楽しんでいる感じではなく、本当に腹が立っている。
後年のBlurには、もっと洗練された観察眼がある。Parklifeでは英国社会を戯画化し、Charmless Manでは中産階級の空虚を軽妙に描き、Country Houseでは勝ち組の退屈をポップに茶化した。
しかしPopsceneは、もっと粗い。
まだ観察ではなく、反応である。
見たものに対して、即座に吐き返している。
この粗さが、曲を特別にしている。
歌詞の中には、way of lifeという言葉に近い感覚がある。
生き方がない。
だから、ただ繰り返す。
これは音楽シーンだけの話ではない。
90年代初頭の若者文化において、スタイルは大量にあった。服、クラブ、バンド、雑誌、ジャンル名。けれど、その奥に本当に生き方と呼べるものがあるのか。
Blurはそこに疑問を持っている。
流行はある。
でも、生活はない。
姿勢はある。
でも、思想はない。
音はある。
でも、魂はどこにあるのか。
Popsceneは、その空洞へ向かって叫ぶ曲だ。
サウンド面でも、その空洞に対する怒りがそのまま鳴っている。
Graham Coxonのギターは、非常に攻撃的である。
Leisure期のぼやけたシューゲイザー的な質感から一歩抜け出し、もっと鋭く、もっと痙攣的に鳴っている。
このギターには、のちのCoxonらしいひねくれたセンスがすでにある。
まっすぐなロックンロールの気持ちよさだけではなく、どこか神経質で、角張っていて、苛立っている。
Alex Jamesのベースは、曲に推進力を与える。
Dave Rowntreeのドラムは、ただ速いだけでなく、反復の中に機械的な硬さを持っている。
そこにブラスが入る。
このブラスが、Popsceneをただのギター・ロックではなく、変な祝祭にしている。
怒っているのに、踊れる。
冷笑しているのに、派手。
シーンを嫌っているのに、シーンの中心で鳴ることを夢見ている。
この矛盾が、Popsceneの魅力である。
Blurはこの曲で、ポップ・シーンを批判しながら、同時に最高に刺激的なポップ・シングルを作ってしまった。
これは皮肉だ。
シーンなんてくだらないと言いながら、Popsceneというタイトルの曲で、誰よりも鮮烈にシーンへ殴り込んでいる。
だからこの曲は、反ポップでありながら、ポップそのものでもある。
この二重性は、Blurというバンドの本質に近い。
Blurは、常にポップを愛しながら疑ってきたバンドである。
大衆的なメロディを持ちながら、メディアや消費社会を皮肉る。
英国文化を引用しながら、その空虚さも暴く。
チャートを狙いながら、チャートの価値を笑う。
Popsceneは、その矛盾が最初に爆発した曲なのだ。
また、この曲はブリットポップの出発点としてよく語られる。
ただし、ここでのブリットポップは、後に大衆化する明るい英国礼賛とは少し違う。
Popsceneの英国性は、もっと攻撃的で、もっと反抗的で、もっとひねくれている。
アメリカのグランジが注目される中で、Blurは英国のバンドとして別の音を鳴らそうとしていた。だが、それは国旗を振るような単純なナショナリズムではない。
むしろ、英国のポップの伝統、The KinksやXTCやThe Jamのような批評性、パンク的な短さ、ブラスを使った皮肉な華やかさを、自分たちなりに武器にしたものだった。
Popsceneは、その武器を最初に振り回した曲である。
そして、その振り回し方が少し早すぎた。
1992年のリスナーには、まだこの曲の意味が十分には届かなかったのかもしれない。
グランジの重さが空気を支配し、英国インディーのシーンも次の形を探していた時期に、Popsceneはあまりにも性急だった。
だが、後から聴くと分かる。
この曲には、Modern Life Is Rubbishの英国性がある。
Parklifeの鋭い観察眼の種がある。
The Great Escapeの皮肉なポップ感もある。
さらに、Blur後期のノイズ的な不穏さすら少し見える。
Popsceneは、失敗したシングルではなく、未来を先に鳴らしすぎた曲だったのだ。
5. この曲が好きな人におすすめの曲 5曲
- For Tomorrow by Blur
Popsceneの失敗後、BlurがModern Life Is Rubbishへ向かう中で生まれた重要曲である。Popsceneの攻撃性を、より叙情的で英国的なポップへ変換したような曲だ。ロンドンの風景、日常の疲れ、そこから抜け出そうとする感覚が美しく広がる。
- Advert by Blur
Modern Life Is Rubbish収録曲。Popsceneと同じく、消費社会や広告、英国的な生活の空虚さを鋭く切り取る曲である。ギターは荒く、テンポも性急で、BlurがLeisure期から完全に脱皮したことがよく分かる。
- Coping by Blur
こちらもModern Life Is Rubbish期の攻撃的な名曲。神経質なリズム、焦った歌い方、英国社会への苛立ちがあり、Popsceneのテンションをアルバム内でさらに展開したような曲である。初期Blurの不安定な鋭さを味わえる。
- Making Plans for Nigel by XTC
Popsceneのひねくれた英国ポップ感が好きなら、XTCは外せない。Making Plans for Nigelには、硬いリズム、皮肉な歌詞、ポップなのにどこかねじれた感覚がある。Graham Coxonのギター感覚やBlurの英国的な批評性の源流としても相性がいい。
- Going Underground by The Jam
英国的な怒りとポップ・ソングの鋭さを結びつけた名曲である。Popsceneのシーン批判や若い苛立ちが好きなら、The Jamのこの曲にある社会への怒りと疾走感も深く響くはずだ。
6. 早すぎたブリットポップの号砲
Popsceneは、Blurの歴史の中で、もっとも象徴的な失敗作のひとつである。
失敗作といっても、曲の出来が悪いという意味ではない。
むしろ曲は素晴らしい。
だが、当時の反応は冷たかった。チャートは32位。音楽メディアからも必ずしも歓迎されず、バンドにとっては大きな挫折になった。(Official Charts)
しかし、ロックの歴史にはこういう曲がある。
その時代には理解されない。
でも、後から聴くと、時代の数歩先を行っていたことが分かる。
Popsceneはまさにそういう曲である。
1992年の時点で、この曲はすでにブリットポップ的だった。
ただし、後のブリットポップのように、チャートを賑わせる明るいムーブメントとしての顔ではない。
もっと地下で、もっと尖っていて、もっと不機嫌なブリットポップである。
Blurはこの曲で、アメリカ化するロックへの違和感、英国インディー・シーンへの嫌悪、自分たちの居場所のなさをまとめて音にしている。
そして、それを3分少しの爆発にした。
この短さがいい。
Popsceneは、長く語らない。
説明しない。
整理しない。
ただ、噴き出す。
まるで、バンドが自分たちの皮膚を破って出てきた瞬間のようだ。
Leisure期のBlurは、まだ時代の音に包まれていた。
She’s So HighやThere’s No Other Wayには、Madchesterやシューゲイザーの影がある。もちろん良い曲だが、Blur自身の輪郭はまだ少しぼやけていた。
Popsceneでは、その輪郭が急に鋭くなる。
ここからBlurは、ただの流行のバンドではなく、自分たちの時代を作るバンドへ変わっていく。
その意味で、Popsceneは変身の曲である。
ただし、変身した瞬間には、まだ誰も拍手してくれなかった。
この悲しさも、曲の魅力の一部だ。
Popsceneは、自信満々の勝利宣言ではない。
むしろ、怒りと不安が入り混じった宣戦布告である。
俺たちはこのシーンが嫌いだ。
でも、ここで鳴らすしかない。
みんなクローンみたいだ。
でも、俺たちも見られている。
流行なんてくだらない。
でも、ポップ・ソングでそれを言う。
この矛盾が、Blurを面白くしている。
Damon Albarnの歌詞は、後年になるほど観察力と物語性を増していく。
しかしPopsceneの歌詞には、観察以前の熱がある。
見た瞬間に嫌だと思ったものを、そのまま叫んでいる。
だから少し乱暴だ。
でも、その乱暴さが本物なのだ。
Graham Coxonのギターも、ここでは特に重要である。
Blurの中でGrahamは、Damonのポップ性を常に壊す存在だった。
メロディを美しくしすぎない。
曲を整えすぎない。
ノイズや不協和な響きで、ポップの表面に傷をつける。
Popsceneでは、その役割がはっきりしている。
曲はキャッチーだ。
だが、ギターが荒れている。
ブラスが派手だ。
だが、全体はどこか苛立っている。
この落ち着かなさが、曲を今聴いても新鮮にしている。
もしPopsceneがもっと綺麗に作られていたら、ここまで残らなかったかもしれない。
少し過剰で、少しうるさくて、少しまとまりきっていないからこそ、この曲は生きている。
また、この曲を英国版Modern Life Is Rubbishに入れなかったという判断も、今となっては興味深い。
Blurは、受け入れられなかったことに腹を立てて、この曲を外したとされる。
それは若いバンドらしい意地でもある。
だが、その意地がPopsceneの神話性を高めた。
アルバムの外にある曲。
でも、アルバムの精神を先取りしている曲。
シングルとして失敗した曲。
でも、ファンの間で特別な位置を持つ曲。
この宙ぶらりんの存在感が、Popsceneをただの一曲以上のものにしている。
Blurには多くの名曲がある。
Girls & Boysのようなダンス・ポップの名曲。
Parklifeのような国民的な風刺ソング。
Beetlebumのような暗いサイケデリア。
Song 2のような世界的な爆発。
Tenderのような祈りの合唱。
Out of Timeのような後期の静かな名曲。
その中でPopsceneは、やはり特別だ。
それは、まだ成功の物語に回収される前の曲だからである。
この曲のBlurは、まだ時代の勝者ではない。
むしろ、時代に負けかけている。
流行にうんざりし、借金を抱え、レーベルやメディアとの関係に苛立ち、自分たちの進む方向を探している。
その切迫が、音になっている。
だからPopsceneは熱い。
後年のBlurは、もっと洗練される。
もっと賢くなる。
もっと大きくなる。
でも、Popsceneのようなむき出しの苛立ちは、この時期にしか出せなかった。
この曲を聴くと、バンドが本当に変わろうとしていた瞬間の音がする。
ただ新しい曲を出したのではない。
自分たちを作り直している。
その途中で、火花が散った。
それがPopsceneである。
ブリットポップが後に巨大なムーブメントになったとき、この曲はその前夜の雷のように聞こえる。
まだ空は暗い。
まだ誰も気づいていない。
でも、遠くで何かが鳴っている。
Popscene by Blurは、売れなかったシングルであり、早すぎた宣言であり、BlurがBlurになるために必要だった爆発である。
ポップ・シーンを嫌いながら、ポップ・シーンの未来を切り開いた曲。
その矛盾こそが、この曲を今も鋭く光らせている。

コメント