
発売日:2017年4月28日
ジャンル:オルタナティヴ・ロック/アコースティック・ロック/フォーク・ロック/チェンバー・ポップ
概要
Something Elseは、The Cranberriesが2017年に発表したアコースティック/オーケストラル作品である。完全な新作スタジオ・アルバムというより、過去の代表曲をアコースティック編成とIrish Chamber Orchestraとの共演で再構築し、新曲も加えたセルフ・リイマジニング的な作品として位置づけられる。バンドの長いキャリアを振り返りながら、若い頃の楽曲を成熟した演奏とDolores O’Riordanの当時の声で読み替えた点に大きな意義がある。
The Cranberriesは1990年代初頭、アイルランド・リムリックから登場した。Noel Hoganの繊細なギター、Mike Hoganのベース、Fergal Lawlerのドラム、そして何よりDolores O’Riordanの強烈に個性的なヴォーカルによって、インディー・ロック、フォーク、ドリーム・ポップ、オルタナティヴ・ロックを横断する独自のサウンドを確立した。
「Linger」「Dreams」「Zombie」「Ode to My Family」などの楽曲は、90年代オルタナティヴ・ロックの記憶と強く結びついている。
しかしSomething Elseの面白さは、その90年代的イメージをそのまま再現しないことにある。
歪んだギター。
大きなドラム。
若いO’Riordanの鋭い高音。
それらを中心にせず、アコースティック・ギター、ピアノ、ストリングス、室内楽的なアレンジを使い、楽曲のメロディーと歌詞を前面に出す。
つまりこれは「アンプラグド版ベスト」というより、The Cranberriesのソングライティングが、90年代的な音像を外した後にもどれだけ強く残るかを確認する作品である。
タイトルのSomething Elseも意味深い。
「何か別のもの」。
過去の曲ではある。
しかし同じものではない。
The Cranberriesの曲として知られている。
しかし、別の年齢、別の声、別の編成で演奏すれば、そこには別の意味が生まれる。
これは単なる再録音ではない。
時間が楽曲に何をするかを記録したアルバムである。
そして2017年という発表時期は、結果として特別な意味を持つことになった。Dolores O’Riordanは翌2018年1月に亡くなったため、本作は彼女の生前最後期の重要な録音の一つとなった。
その事実を知らずに聴いても、作品には明確な成熟と回顧の感覚がある。
若い頃に歌った恋愛。
家族。
戦争。
喪失。
夢。
それらを、20年以上の時間を経た同じ人物がもう一度歌う。
この時間差がSomething Elseの本質である。
全曲レビュー
1. Linger
The Cranberries初期を代表する「Linger」は、本作ではより静かで室内楽的なバラードへ変化する。
原曲の魅力は、若いDolores O’Riordanの脆い声と、霞がかったギター、ストリングスの組み合わせにあった。
ここではストリングスがさらに前面に出るが、豪華さより余白が強調される。
歌詞は、終わりかけた関係に執着する人物を描く。
相手の気持ちが離れている。
それでも自分はまだそこにいる。
“linger”は「その場に残る」「なかなか消えない」という意味だ。
若い頃に歌えば、それは恋愛への未練として聞こえる。
しかし成熟したO’Riordanが歌うと、時間そのものについての曲にも聞こえる。
人間関係は終わる。
しかし記憶は残る。
感情も残る。
この再録音では、タイトルの意味がより深くなる。
2. The Glory
新曲の一つであり、本作が単なる過去曲集ではないことを示す重要曲。
タイトルの“The Glory”には、栄光、輝き、過去の成功といった意味がある。
長いキャリアを持つバンドがこの言葉を使うと、当然ながら自己言及的な響きが生まれる。
過去の栄光。
今の自分。
それらは同じなのか。
音楽は繊細で、ストリングスとヴォーカルの距離が近い。
The Cranberriesらしいメランコリーがあるが、90年代の若々しい焦燥感より、落ち着いた内省に近い。
本作全体の「過去を振り返りながら、そこに閉じこもらない」という姿勢を象徴する。
3. Dreams
「Dreams」はThe Cranberriesの最も明るい代表曲の一つ。
原曲では、ギターの反復と軽快なリズム、O’Riordanの開放的なヴォーカルが、恋に落ちたときの世界の変化を表現していた。
本作では、その明るさを維持しながら、より柔らかなアコースティック・ポップへ変換される。
歌詞の中心にあるのは、新しい関係によって世界の見え方が変わる感覚。
若い頃なら、それは完全に現在形の幸福だった。
しかし何十年も後に同じ曲を歌うと、「かつてそう感じた自分」を含む歌になる。
ここでも時間が歌詞の意味を変えている。
メロディー自体の強さが特に明確になる再解釈である。
4. When You’re Gone
「When You’re Gone」は、相手がいなくなった後の空白を描く。
The Cranberriesの歌詞では、喪失はしばしば劇的な破局ではなく、日常から何かが消える感覚として表現される。
相手がいない。
声がない。
部屋が違って見える。
その小さな変化が大きい。
本作のアコースティック編成は、この曲に非常によく合う。
原曲より音数が減ることで、“gone”という不在そのものが聞こえやすくなる。
ストリングスも感情を押しつけるのではなく、余韻として機能する。
5. Zombie
The Cranberries最大の社会派楽曲であり、原曲では重いギターと強烈なヴォーカルによって、北アイルランド紛争の暴力とその連鎖を描いた。
本作で最も再解釈の意味が大きい曲の一つである。
原曲の「Zombie」は怒っている。
ギターは分厚い。
O’Riordanは叫ぶ。
それに対してSomething Else版では、アコースティック編成とストリングスによって、怒りがより哀悼へ近づく。
しかし政治的メッセージが弱くなるわけではない。
むしろ、暴力の後に残る悲しみが強調される。
歌詞の“What’s in your head?”という問いも、若者の抗議ではなく、長く続く暴力の不条理を見つめる問いとして響く。
同じ曲が、時代と年齢によって「抗議歌」から「鎮魂歌」に近い表情へ変わる。
これは本作の再録音という方法の意義を最も明確に示す例である。
6. Ridiculous Thoughts
「Ridiculous Thoughts」は、人間関係の中で繰り返される思考や、相手との不均衡を扱う。
タイトルの「馬鹿げた考え」は、他人から見れば非合理でも、本人にとっては抜け出せない思考を示している。
The Cranberriesの歌詞では、感情はいつも理性的に整理されない。
好きなのに離れたい。
離れたいのに考えてしまう。
そうした矛盾がある。
本作ではギターの攻撃性が弱まり、歌詞の心理的な側面がより前へ出る。
O’Riordanの声も、若い頃の切迫より、距離を持って自分の感情を観察しているように聞こえる。
7. Rupture
新曲「Rupture」は、「破裂」「断絶」を意味するタイトルを持つ。
本作の新曲群の中でも、再構築というアルバム全体のテーマと強く結びつく言葉だ。
何かが壊れる。
裂ける。
そこから別の状態になる。
長いキャリアを持つバンドにとって、断絶は必ずしも終わりではない。
活動停止。
再結成。
メンバーの変化。
声の変化。
音楽産業の変化。
そうした「一度壊れた後にどう続くか」という問いが背景に感じられる。
サウンドは落ち着いているが、タイトルには強い緊張がある。
8. Ode to My Family
The Cranberriesの代表曲の中でも、特に家族と過去へのノスタルジーが強い楽曲。
タイトル通り「家族への頌歌」。
歌詞では、成功や有名になる前の自分、家族、幼少期の世界が振り返られる。
原曲の時点ですでにノスタルジックだった。
しかし2017年版では、その距離がさらに拡大している。
若いO’Riordanが「昔」を歌っていた。
そのO’Riordanがさらに20年以上後に、同じ「昔」を歌う。
つまり記憶が二重になる。
この時間の重なりが非常に美しい。
アコースティック・アレンジも曲の家庭的な温かさを強調し、原曲よりさらにフォーク的な質感を持つ。
9. Free to Decide
「Free to Decide」は、自分の選択を自分で決める自由を歌う。
The Cranberriesの歌詞には、他者や社会からの圧力に対する抵抗が何度も現れる。
どう生きるか。
何を信じるか。
誰といるか。
それは自分で決める。
タイトル自体が非常に明確な自己決定の宣言だ。
本作では、若い頃の反抗的なニュアンスよりも、「長く生きてきた結果として、自分で選ぶしかない」という成熟した自律性へ近づいている。
サウンドも穏やかで、メッセージを怒鳴らずに伝える。
その変化が曲の意味を更新している。
10. Just My Imagination
「Just My Imagination」は、想像と現実の間を扱う。
The Cranberriesのポップな側面が強く出た曲であり、本作でもメロディーの親しみやすさが際立つ。
歌詞では、楽しかった記憶や理想化された過去が、「本当にそうだったのか、それとも自分の想像なのか」という曖昧な場所に置かれる。
これはSomething Elseという作品全体にも通じる。
過去を再演する。
しかし記憶は完全に正確ではない。
自分たちが昔どうだったか。
ファンが昔どう感じたか。
それはすでに現在から見た想像でもある。
その意味で、本作に非常に適した選曲である。
11. Animal Instinct
「Animal Instinct」は、理性では制御しきれない本能的な感情を扱う。
家族、母性、自己防衛、愛情といった要素が、非常に身体的な言葉で表現される。
タイトルの“animal instinct”は、人間がどれだけ理性的でも、根本には本能があることを示す。
本作では演奏が柔らかいため、原曲よりも歌詞の切実さが前へ出る。
力強さは残るが、その力はギターの音量ではなく、声とメロディーに集約されている。
12. You & Me
「You & Me」は非常にシンプルなタイトルを持つ。
二人。
それだけ。
The Cranberriesの歌詞では、大きな社会問題を扱う曲がある一方で、このように人間関係を極端に小さな単位へ戻す曲もある。
あなたと私。
それ以上でも以下でもない。
本作のアコースティックな音像は、この親密さを強くする。
ストリングスも大きくドラマを作るより、二人の周囲の空気を広げる役割を持つ。
13. Why
新曲「Why」は、タイトル通り「なぜ」という最も根本的な問いを扱う。
非常に短い言葉だが、人生の多くの問題はこの問いへ戻る。
なぜ関係は壊れるのか。
なぜ人は傷つけるのか。
なぜ失うのか。
なぜ生きるのか。
The Cranberriesの歌詞には、明確な答えより問いが多い。
「Zombie」でも問いが繰り返される。
「Why」はその姿勢を極端に凝縮したような曲だ。
後期O’Riordanのヴォーカルは、若い頃より低く、落ち着いている。
その声で“why”と問うと、怒りよりも疲労や受容が混ざる。
本作の新曲として非常に象徴的な一曲である。
総評
Something Elseは、The Cranberriesの過去を保存するためのアルバムではない。
むしろ、過去を現在へ引き戻し、そこで意味がどう変わるかを聴く作品である。
再録音アルバムには常に難しさがある。
原曲のほうがよい。
思い出補正には勝てない。
昔の勢いを失っている。
そう評価される危険がある。
しかしSomething Elseは、その競争を避けている。
原曲を超えようとしない。
原曲を完全に再現しようともしない。
別のものにする。
だからタイトルがSomething Elseなのだ。
特にDolores O’Riordanの声の変化が重要である。
90年代の彼女の声は、非常に特徴的だった。
高音。
ヨーデル的な揺れ。
ケルト音楽を思わせる装飾。
鋭いエッジ。
一瞬でThe Cranberriesと分かる。
しかし2017年の声は、その若さをそのまま持っているわけではない。
低くなる。
少し乾く。
一部のフレーズでは力より表情を優先する。
その変化を隠さず使っている。
ここに本作の誠実さがある。
若い声を再現する必要はない。
同じ歌を今の声で歌えばよい。
それによって、歌詞の意味まで変わる。
「Linger」は特にそうだ。
若い人が未練を歌う。
それは恋愛の現在形になる。
成熟した人が同じ曲を歌う。
すると、未練だけでなく時間、記憶、過去への執着が加わる。
“Do you have to let it linger?”という問いが、恋人だけでなく人生そのものへ向けられているように響く。
「Ode to My Family」も同様だ。
もともと過去を振り返る歌だった。
そこへさらに20年以上の時間が加わる。
過去の中に、さらに過去がある。
その二重構造が本作独自の価値を作る。
そして「Zombie」の変化は最も劇的である。
原曲は怒り。
本作は哀悼。
これは単なるテンポや編成の違いではない。
同じ社会的暴力を、若い人間と成熟した人間がどう見るかの違いにも聞こえる。
若い頃は「なぜこんなことをするのか」と怒る。
時間が経てば、「また同じことが起きている」という悲しみや疲労が加わる。
もちろん歌詞自体は同じ。
しかし声が意味を変える。
このことは、ポップ・ソングが固定された作品ではないことを示す。
楽曲は、歌う人の年齢によって変化する。
社会状況によって変化する。
聴き手の人生によっても変化する。
Something Elseは、その性質を意識的に利用したアルバムである。
Irish Chamber Orchestraとの共演も重要だ。
The Cranberriesの音楽にはもともと、アイルランド的なフォーク感覚やO’Riordanの歌唱にあるケルト的ニュアンスが存在していた。
しかしバンド自体は、伝統音楽をそのまま演奏するグループではない。
むしろオルタナティヴ・ロックの編成の中に、その文化的背景が自然に混ざっていた。
本作ではストリングスを導入することで、その叙情性がさらに前へ出る。
ただし、オーケストラを使ったから壮大になるわけではない。
むしろ室内楽的だ。
音量を増やすより、細かな旋律を加える。
ギターの代わりにストリングスが空間を埋める。
そのため曲が「大きくなる」のではなく、「深くなる」。
これは非常に効果的なアレンジ判断である。
Noel Hoganのギターも、本作では役割が変わる。
初期The Cranberriesでは、彼のギターはジャングリーなアルペジオやディストーションによって曲の性格を決定していた。
「Zombie」では特に歪んだギターが政治的怒りの物理的な重さになっていた。
本作ではその役割の一部をストリングスへ譲る。
だからギターが消えるのではなく、より隙間を意識する。
この変化によって、The Cranberriesが本来どれほどメロディー中心のバンドだったかが見える。
原曲では音色に注目していた曲でも、アコースティック版では作曲そのものが見える。
「Dreams」。
「Linger」。
「When You’re Gone」。
いずれも、装飾を減らしてもメロディーが崩れない。
これは強いポップソングの条件である。
また、本作は90年代オルタナティヴ・ロックの再評価という文脈でも興味深い。
2010年代には、90年代バンドの再結成、再発、ツアー、再評価が活発になった。
しかし、その多くは「当時の音を再現する」ことへ向かう。
The Cranberriesは違う方法を取った。
昔の曲を、今の自分たちに合わせる。
若さを演じない。
ここが重要だ。
ロック・バンドはしばしば若さと結びつけられる。
反抗。
勢い。
衝動。
しかし長く続けば、当然メンバーは年齢を重ねる。
そのとき、若い頃の曲をどう歌うのか。
Something Elseは、その問いに対する一つの優れた回答である。
「昔の曲だから昔のように歌う」のではなく、「昔の曲だから今の意味で歌う」。
これによって、過去の楽曲が現在の作品になる。
そして新曲の存在がその意味をさらに強くする。
「The Glory」。
「Rupture」。
「Why」。
これらがあることで、アルバムは過去だけを見ていない。
現在のThe Cranberriesが、過去の曲と並んで新しい曲を書く。
その並置によって、時間が連続する。
過去と現在は別々ではない。
同じバンドの中でつながっている。
結果的に、本作はDolores O’Riordanの生前最後期を記録する非常に重い意味を持つことになった。
しかしその事実だけで作品を評価するべきではない。
重要なのは、彼女がここで「最後の言葉」を意識して歌っていたわけではないことだ。
むしろ、バンドはまだ曲を作り、過去を再解釈し、次へ進もうとしている。
だからこそ作品には、追悼盤とは異なる生命感がある。
死を知った後では「When You’re Gone」や「Why」が別の意味に聞こえる。
しかし、それは後から加わった意味である。
本来の作品には、成熟したバンドが自分たちの過去をもう一度演奏する喜びと緊張がある。
The Cranberriesの影響についても、本作は再確認の機会になる。
彼らは90年代に、女性ヴォーカルのオルタナティヴ・ロック、ドリーム・ポップ、フォーク・ロック、アイルランド的な旋律をメインストリームへ持ち込んだ。
O’Riordanの声は極めて個性的で、その後の女性オルタナティヴ・シンガーに大きな基準を作った。
また、「Zombie」のように政治的テーマを世界的ヒットへ変えたことも重要である。
しかしSomething Elseでは、そうした歴史的重要性より、「曲そのもの」が前へ出る。
ここにこのアルバムの最大の価値がある。
The Cranberriesはサウンドだけのバンドではなかった。
90年代という時代だけのバンドでもなかった。
強いメロディー。
簡潔な歌詞。
声。
その三つがあった。
だから、20年以上経って編成を変えても成立する。
Something Elseは、The Cranberriesの代表作を初めて聴くための唯一の入口ではない。
原曲の歴史的なサウンドを理解するには、やはりEverybody Else Is Doing It, So Why Can’t We?、No Need to Argue、To the Faithful Departedなどが重要である。
しかし、The Cranberriesの楽曲が時間を超えてどのように意味を変えるのかを聴く作品として、本作は極めて重要だ。
過去の自分と現在の自分は同じではない。
しかし完全に別人でもない。
曲も同じである。
同じメロディー。
同じ歌詞。
別の声。
別の時間。
だから、それは“Something Else”になる。
おすすめアルバム
1. The Cranberries – Everybody Else Is Doing It, So Why Can’t We?(1993)
The Cranberriesのデビュー作。「Dreams」「Linger」を収録し、ジャングリーなギター、ドリーム・ポップ的な空気、Dolores O’Riordanの独特な歌唱を確立した。Something Elseの再録音と比較することで、バンドと声の時間的変化が最もよく分かる。
2. The Cranberries – No Need to Argue(1994)
「Zombie」「Ode to My Family」を収録した代表作。フォーク的な叙情性とオルタナティヴ・ロックの重さを両立し、The Cranberriesを世界的なバンドへ押し上げた。Something Elseで再解釈された楽曲の原点として欠かせない。
3. The Cranberries – To the Faithful Departed(1996)
より重く、社会的・宗教的テーマも強くなった作品。O’Riordanのヴォーカル表現も幅を広げており、初期の繊細さから中期の攻撃性へバンドがどう変化したかを理解できる。
4. R.E.M. – Automatic for the People(1992)
オルタナティヴ・ロックをアコースティック楽器、ストリングス、成熟した歌詞によって深化させた名作。ロック・バンドの楽曲を音量ではなくメロディーとアレンジで強くするという点で、Something Elseとの親和性が高い。
5. Sinéad O’Connor – I Do Not Want What I Haven’t Got(1990)
アイルランド出身女性ヴォーカリストによる重要作。極めて個人的な歌詞、フォークとオルタナティヴの融合、声そのものの強い個性という点でThe Cranberriesと文化的・音楽的な接点を持つ。O’Riordanの表現をより広いアイルランド女性シンガーの系譜から理解するうえでも重要な一枚である。

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