発売日: 2018年5月11日
ジャンル: ポップ, ファンク, R&B
Charlie Puthの2作目のアルバム『Voicenotes』は、前作から大きく進化したサウンドと自己プロデュースによる意欲的な作品だ。前作『Nine Track Mind』がシンプルなポップサウンドであったのに対し、VoicenotesではファンクやR&Bの要素が強く取り入れられており、Puthの成熟したソングライティングと洗練されたプロダクションが光る。アルバムにはKehlaniやBoyz II Men、James Taylorとのコラボレーションも含まれており、楽曲の幅広さと音楽的な深みが評価されている。
トラックリスト (全13曲):
- The Way I Am
自分らしさをテーマにした、アップビートで自信に満ちたオープニング曲。Puthの自由で正直な感情を描写している。 - Attention
ファンキーでキャッチーなリードシングル。恋人に振り回される感情を描いた歌詞が印象的で、世界中でヒットした。 - LA Girls
ロサンゼルスでの恋愛の失敗を振り返り、元恋人を恋しく思う感情を描いたメロディアスなトラック。 - How Long
浮気をテーマにしたファンキーなナンバー。軽快なリズムとポップフックが特徴で、Puthのボーカルレンジが際立つ。 - Done For Me (feat. Kehlani)
Kehlaniとのデュエット。80年代風のシンセとファンクが融合したポップナンバーで、2人のボーカルの相性が抜群。 - Patient
自分の過ちを認め、恋人に許しを請うバラード。シンプルで感情的なメロディが特徴。 - If You Leave Me Now (feat. Boyz II Men)
ボーイズIIメンとのアカペラバラード。90年代のR&Bを彷彿とさせるサウンドで、Puthのボーカルが際立つ感動的なトラック。 - BOY
年上の女性との恋愛で感じる年齢差への葛藤を描いた曲。レトロなサウンドが特徴的。 - Slow It Down
恋愛をゆっくり進めたいという願いをファンク調で歌う、グルーヴ感あふれる楽曲。 - Change (feat. James Taylor)
ジェームズ・テイラーとのコラボ。社会的な変化を求めるバラードで、シンプルなアコースティックサウンドが特徴。 - Somebody Told Me
恋人が他の人に心を移していることを知る失恋ソング。80年代風のシンセポップが印象的。 - Empty Cups
フィジカルな関係を描いたセクシーなポップソング。軽快なリズムが特徴。 - Through It All
ピアノバラードでアルバムを締めくくる感動的なトラック。Puthの感情が深く込められている。
アルバム総評:
『Voicenotes』は、Charlie Puthの音楽的な成熟を感じさせるアルバムで、ファンクやR&Bの要素を取り入れた豊かなサウンドが特徴だ。特に「Attention」や「How Long」はそのキャッチーなメロディで世界中でヒットを記録し、彼の音楽的な幅広さを示している。また、KehlaniやBoyz II Menとのコラボレーションも、アルバムに深みを与えている。全体として、前作に比べて大幅に進化した作品であり、Puthのアーティストとしての成長を感じさせる。
このアルバムが好きな人におすすめの5枚:
- Future Nostalgia by Dua Lipa
80年代のディスコとポップを融合させたエネルギッシュなアルバム。ダンスフロア向きのサウンドが楽しめる。 - Fine Line by Harry Styles
自己発見と恋愛をテーマにしたポップロックアルバムで、感情豊かなメロディが特徴。 - 24K Magic by Bruno Mars
70年代と80年代のファンクやソウルを現代にアレンジした、キャッチーでグルーヴィーなアルバム。 - X by Ed Sheeran
アコースティックポップとR&Bを融合した、感情的で親しみやすいアルバム。 - Man of the Woods by Justin Timberlake
ファンク、R&B、ポップが融合したアルバムで、Puthのサウンドに近い要素が楽しめる。
コメント