
発売日:1984年9月24日
ジャンル:シンセポップ、ニューウェイヴ、エレクトロ・ポップ、ブルー・アイド・ソウル、ファンク、アート・ポップ
概要
Heaven 17の『How Men Are』は、1984年に発表された3作目のスタジオ・アルバムであり、英国シンセポップが単なる電子音楽の新奇性から、ソウル、ファンク、政治性、社会観察を取り込んだ洗練されたポップへ拡張していく過程を示す重要作である。Heaven 17は、The Human Leagueを離れたマーティン・ウェアとイアン・クレイグ・マーシュが、ヴォーカリストのグレン・グレゴリーを迎えて結成したグループである。彼らはデビュー作『Penthouse and Pavement』で、電子音と企業社会批判を結びつけ、続く『The Luxury Gap』では「Temptation」をはじめとするヒットによって、より華やかでソウルフルなポップへと進んだ。
『How Men Are』は、その成功の後に作られた作品であり、前作の明快なヒット性をそのまま繰り返すのではなく、より重厚で、内省的で、音楽的に幅広い方向へ踏み込んでいる。タイトルの「How Men Are」は、「男たちはどのようなものか」「人間はどのように振る舞うのか」という意味を含む。ここでの“men”は男性一般を指すと同時に、人間社会の権力、戦争、欲望、自己欺瞞、名声、評判、肉体、弱さをめぐる広い観察対象でもある。Heaven 17は、80年代の消費社会や政治的緊張を背景に、人間の行動原理を冷静に見つめている。
音楽的には、シンセサイザーを基盤としながら、ホーン、女性コーラス、ファンク的なベース、ソウルフルなコード進行、オーケストラ的なアレンジを積極的に取り入れている。『Penthouse and Pavement』の冷たいエレクトロ・ファンクに比べると、本作はより豊かで、肉体的で、時にドラマティックである。しかし、その華やかさは単純な祝祭ではない。曲の多くには、冷戦期の不安、社会的な偽善、男女関係の不均衡、成功の裏にある空虚さが刻まれている。
1984年という時代背景も重要である。英国ではサッチャー政権下の社会変化が続き、経済的な競争、階級格差、失業、メディア化された成功への欲望が広がっていた。同時に、冷戦の緊張や核戦争への不安も文化の中に濃く存在していた。Heaven 17は、こうした時代の空気を直接的な抗議歌ではなく、都会的で洗練されたポップの中に組み込む。彼らの批評性は、スローガンよりもアイロニー、サウンドの人工性、言葉の選び方によって表れる。
グレン・グレゴリーのヴォーカルは、本作で特に重要である。彼の声は、シンセポップの冷たさを人間的な感情へ接続し、同時にソウルやR&Bの影響を感じさせる。Heaven 17の音楽は、完全に機械化されたエレクトロではなく、人間の声と電子音の緊張関係によって成立している。『How Men Are』では、その関係がより成熟し、グレゴリーの歌は、社会観察、恋愛、皮肉、祈りに近い感情を柔軟に担っている。
本作は、前作『The Luxury Gap』ほど明快なヒット曲の印象で語られることは少ない。しかし、アルバムとしては非常に野心的であり、Heaven 17が単なる80年代シンセポップ・グループではなく、電子音楽、ソウル、社会批評を融合するアート・ポップ・ユニットであったことを示している。ポップの表面を保ちながら、人間の弱さと時代の不安を描いた作品として、『How Men Are』は再評価に値するアルバムである。
全曲レビュー
1. Five Minutes to Midnight
オープニング曲「Five Minutes to Midnight」は、アルバム全体の緊張感を一気に提示する楽曲である。タイトルは「真夜中まであと5分」を意味し、終末時計や核戦争の不安を強く連想させる。1980年代前半の冷戦状況において、真夜中は単なる一日の終わりではなく、破局の象徴でもあった。Heaven 17はこの言葉を用いることで、時代全体が危機の直前にあるという感覚を音楽化している。
音楽的には、シンセサイザーの硬質な響きと、ファンク的なリズムの推進力が組み合わされている。ビートは都会的で洗練されているが、音の奥には不穏な圧力がある。曲は踊れる構造を持ちながら、そのダンス性は快楽というより、危機の中で身体が動き続けるような感覚に近い。
歌詞では、時間が迫っていること、社会や個人が見ないふりをしている危機、そして破局への予感が描かれる。Heaven 17の特徴は、こうしたテーマを重苦しいロックではなく、洗練されたエレクトロ・ポップの中で扱う点にある。明るい表面の下に政治的な不安を忍ばせることで、曲は80年代ポップの人工的な輝きと、その時代の暗さを同時に表している。
アルバム冒頭にこの曲が置かれることで、『How Men Are』は単なる恋愛や成功のアルバムではなく、人間社会が抱える危機を見つめる作品として始まる。
2. Sunset Now
「Sunset Now」は、本作の中でも特に印象的なシングル曲であり、Heaven 17の持つ洗練されたポップ性と社会的な視線がよく結びついた楽曲である。タイトルは「今、日没を」という意味に読めるが、ここでの日没は美しい夕景であると同時に、ひとつの時代や価値観の終わりを示す比喩として機能している。
音楽的には、シンセポップを基盤にしながら、ホーンやコーラスの導入によって、非常に華やかな音像が作られている。前作『The Luxury Gap』の延長線上にあるソウルフルなアレンジが感じられ、グレン・グレゴリーの声も力強く前へ出る。メロディはキャッチーで、サビには明確な開放感があるが、その開放感は単純な幸福ではなく、終わりを美しく見せる光のようにも響く。
歌詞では、変化する世界、崩れゆく理想、そして人間がその変化をどう受け止めるかが描かれている。日没とは、一日の終わりであり、次の夜の始まりでもある。Heaven 17は、その曖昧な時間帯を用いて、80年代の社会に漂う移行期の不安を表現している。華やかなサウンドと終末的なイメージの組み合わせが、この曲の大きな魅力である。
「Sunset Now」は、Heaven 17の中でも特にポップな完成度が高い楽曲でありながら、アルバムのテーマである時代の終わりと人間の振る舞いを的確に示している。
3. This Is Mine
「This Is Mine」は、所有、欲望、自己主張をテーマにした楽曲である。タイトルの「これは私のものだ」という言葉は、非常に単純でありながら、80年代の消費社会や個人主義の空気を強く映し出す。Heaven 17は、所有への欲望を単に批判するのではなく、その魅力と危険性をポップ・ソングの中で描く。
音楽的には、リズムが強く、ファンク的な身体性がある。シンセサイザーは冷たい装飾ではなく、グルーヴを構成する要素として機能している。ホーンやコーラスの配置も効果的で、曲に都会的な輝きを与える。グレン・グレゴリーのヴォーカルは、所有を宣言するように力強いが、その裏には皮肉も感じられる。
歌詞では、自分のもの、自分の権利、自分の場所を主張する人物が描かれる。しかし、この「mine」という言葉は、恋愛、財産、地位、名声、身体、国家など、さまざまな対象に適用できる。人間は何かを所有することで安心を得ようとするが、その欲望はしばしば他者との対立を生む。Heaven 17はその構造を、非常に洗練されたポップ・ファンクとして表現している。
「This Is Mine」は、本作のタイトル『How Men Are』と強く関係する楽曲である。人間はどのように所有し、どのように主張し、どのように他者と境界を引くのか。その問いが曲の背後にある。
4. The Fuse
「The Fuse」は、タイトルが示す通り、導火線、引き金、爆発前の緊張をテーマにした楽曲である。『How Men Are』には、冷戦的な不安や社会的な破局の予感が通底しているが、この曲はその感覚をより直接的に扱っている。導火線に火がつけば、爆発は時間の問題である。これは個人の感情にも、社会の危機にも当てはまる。
音楽的には、緊張感のあるシンセとリズムが曲を支える。過度に派手な爆発を演出するのではなく、むしろ抑制されたサウンドによって、内部で圧力が高まっていく感覚を作っている。Heaven 17の音楽は、しばしばこのように、冷静な表面の下に危険なエネルギーを隠す。
歌詞では、危機が近づいていること、しかし人々がそれを十分に理解していないことが示唆される。導火線はすでに燃えているかもしれない。だが、人間はしばしば爆発するまで本気で危機を受け止めない。これは政治的な比喩としても、恋愛や人間関係の比喩としても機能する。
「The Fuse」は、アルバムの中で比較的内省的な緊張を担う楽曲であり、Heaven 17の社会的な観察眼と音響設計の巧みさが表れている。
5. Shame Is on the Rocks
「Shame Is on the Rocks」は、タイトルからして酒場、失敗、恥、崩壊した関係を連想させる楽曲である。「on the rocks」は酒をロックで飲む表現であると同時に、関係や計画が破綻寸前であることも意味する。Heaven 17はこの二重の意味を使い、恥や後悔を洗練されたポップ・ソングとして描いている。
音楽的には、ややソウルフルで、大人びた雰囲気がある。シンセポップというより、ブルー・アイド・ソウルや都会的なファンクの要素が前面に出る。グレン・グレゴリーのヴォーカルも、単なる機械的な歌唱ではなく、感情の重みを含む。曲は夜のバーのような空気を持ち、アルバムに人間的な陰影を与えている。
歌詞では、恥、後悔、自己欺瞞、関係の冷え込みが描かれる。人は自分の失敗を酒で薄めようとするが、恥は消えない。むしろ、氷の上でゆっくり溶ける酒のように、時間とともに広がっていく。この比喩が曲のムードとよく合っている。
「Shame Is on the Rocks」は、本作の中で人間の弱さを最も直接的に感じさせる曲のひとつである。社会批評だけではなく、個人の恥や失敗を描くことで、アルバムのテーマに深みを与えている。
6. The Skin I’m In
「The Skin I’m In」は、自分が宿る身体、社会的なアイデンティティ、外見、階級、人種、性別、自己認識をめぐる楽曲として読める。タイトルの「私が入っている皮膚」という表現は、自分自身の身体から逃れられない感覚を示している。これは非常に強いテーマであり、『How Men Are』の中でも特に人間存在の根本に触れている。
音楽的には、ソウルやファンクの影響が感じられる。身体をテーマにした曲であることもあり、リズムには肉体性がある。しかし、サウンドは完全に生演奏的な温かさだけに寄らず、電子音の冷たさも残している。この対比が、身体と社会、自然と人工の間にある緊張を生む。
歌詞では、自分の身体や立場から逃れられないこと、他者からどう見られるか、自己をどう受け入れるかが示される。皮膚は人を世界から隔てる境界であり、同時に世界と接触する場所でもある。Heaven 17はこのイメージを使い、自己認識の不安を描いている。
「The Skin I’m In」は、アルバムの中でも特に深いテーマ性を持つ楽曲である。シンセポップの枠を超え、身体と社会の関係を問いかける、Heaven 17らしい知的なポップ・ソングである。
7. Flamedown
「Flamedown」は、タイトルから炎、落下、燃え尽きることを連想させる楽曲である。火は情熱、破壊、浄化を象徴するが、「down」という言葉が加わることで、燃え上がるのではなく、炎が落ちていく、あるいは燃え尽きていくイメージが生まれる。アルバム後半に置かれたこの曲は、エネルギーの消耗と危機後の空気を感じさせる。
音楽的には、やや重く、ドラマティックな雰囲気を持つ。シンセサイザーの響きは広がりを持ちながらも、どこか影があり、曲全体に終末感が漂う。リズムは強いが、明るく跳ねるというより、重心を低く保っている。
歌詞では、燃え上がった感情や社会的な熱狂が、やがて落ち着き、灰になっていく過程が示唆される。人間はしばしば情熱や怒りによって動くが、その炎は持続しない。残るのは燃え跡であり、後悔や疲労である。このテーマは、前半の「The Fuse」とも対になっている。導火線に火がつき、爆発し、最後には燃え落ちる。
「Flamedown」は、本作の中で感情と時代の消耗を表す重要な楽曲である。Heaven 17の音楽的な洗練が、ここでは暗いドラマ性と結びついている。
8. Reputation
「Reputation」は、評判、名声、社会的なイメージをテーマにした楽曲である。1980年代はメディア、テレビ、雑誌、企業的成功、ブランド化された自己イメージが非常に重要になった時代であり、Heaven 17はその中で「評判」が人間をどのように縛るのかを見ている。
音楽的には、洗練されたポップ・ファンクとして構成されており、リズムの切れ味とシンセの光沢が印象的である。曲調は比較的明るく、ダンサブルだが、歌詞は社会的な仮面や他者の評価に対する皮肉を含んでいる。この明るさと批評性の組み合わせは、Heaven 17の得意とするところである。
歌詞では、人が自分の評判を守り、操作し、時にその評判に支配される様子が描かれる。評判は実体ではないが、社会の中では実体以上の力を持つ。人は自分が何者であるかよりも、どう見られるかを気にするようになる。これはポップ・スターや政治家だけの問題ではなく、一般的な社会生活にも関わる。
「Reputation」は、『How Men Are』が扱う人間社会の観察を、非常に分かりやすい形で提示する楽曲である。所有、恥、身体、評判といったテーマが並ぶことで、アルバムは人間が社会の中でどのように自己を作るのかを問い続ける。
9. And That’s No Lie
アルバムの最後を飾る「And That’s No Lie」は、本作の中でも特に長く、壮大な構成を持つ楽曲である。タイトルは「それは嘘ではない」という意味で、アルバム全体を締めくくる宣言のように響く。Heaven 17はここで、真実、愛、社会、自己認識をめぐる複数のテーマを大きなスケールでまとめている。
音楽的には、シンセポップ、ソウル、オーケストラ的な広がりが融合している。曲はゆったりと始まり、徐々に感情と音の厚みを増していく。グレン・グレゴリーのヴォーカルは非常に表情豊かで、アルバム終盤にふさわしい重みを持つ。電子音を基盤としながらも、曲全体には人間的な温かさとドラマがある。
歌詞では、真実を語ることの難しさ、言葉への不信、関係の中で何が本当なのかを見極めようとする姿勢が感じられる。「嘘ではない」という言葉は、逆に世界に嘘が多いことを示している。人は自己イメージを作り、評判を操作し、恥を隠し、所有を主張する。その中で何が本当なのかを語ることは容易ではない。
終曲としてこの曲は非常に効果的である。『How Men Are』が描いてきた人間の弱さ、社会の緊張、欲望、恥、身体、評判を経た後に、最後に残るのは真実への希求である。ただし、その真実は単純に提示されない。むしろ「それは嘘ではない」と言わなければならないほど、世界は疑わしいものになっている。
総評
『How Men Are』は、Heaven 17の作品の中でも特に成熟したアルバムであり、シンセポップの形式を用いながら、人間社会の複雑さを描いた作品である。前作『The Luxury Gap』が持っていたヒット性や華やかさに比べると、本作はより重厚で、時に内省的である。しかし、その分、アルバムとしてのテーマ性は深く、80年代中期の英国ポップにおける知的な到達点のひとつといえる。
本作の中心にあるのは、人間が社会の中でどのように振る舞うかという問いである。所有を主張し、評判を気にし、恥を隠し、身体に縛られ、危機を見ないふりをし、真実を求めながら嘘の中で生きる。タイトル『How Men Are』は、こうした人間の性質を冷静に観察する言葉として機能している。Heaven 17は道徳的に上から断罪するのではなく、ポップ・ミュージックの中でその矛盾を提示する。
音楽的には、エレクトロニックな基盤とソウル/ファンクの肉体性の融合が大きな魅力である。Heaven 17は、シンセサイザーを単に未来的な冷たい音として使うのではなく、ホーン、コーラス、リズム、ヴォーカルと組み合わせることで、都会的で豊かなポップ・サウンドを作っている。これは、The Human League以降の英国シンセポップが、黒人音楽の影響を取り込みながら独自に発展した重要な例である。
グレン・グレゴリーの歌唱も本作の要である。彼の声は、マーティン・ウェアとイアン・クレイグ・マーシュの電子的な構築物に、人間的な温度を与えている。冷たい社会批評だけではなく、恥、欲望、後悔、誠実さへの願いが伝わるのは、彼のヴォーカルがあるからである。Heaven 17の音楽は、機械と人間の緊張関係の上に成立している。
歌詞面では、冷戦期の不安、消費社会、個人主義、評判、身体、真実が扱われる。特に「Five Minutes to Midnight」「The Fuse」には時代の危機感があり、「This Is Mine」「Reputation」には80年代の所有とイメージへの批評がある。「The Skin I’m In」では自己と身体の問題が扱われ、「And That’s No Lie」ではアルバム全体を締めくくるように真実への問いが残される。このように、本作は曲ごとに異なる視点を持ちながら、全体として人間の社会的存在を描いている。
日本のリスナーにとっては、Heaven 17を「Temptation」のイメージだけで捉えている場合、本作はより渋く、複雑に響くかもしれない。しかし、80年代シンセポップ、ニューウェイヴ、ブルー・アイド・ソウル、エレクトロ・ファンクの融合に関心があるなら、本作は非常に聴き応えがある。Tears for Fears、ABC、Scritti Politti、Eurythmics、The Human League、Style Councilなどの80年代英国ポップと比較して聴くことで、本作の位置づけはより明確になる。
『How Men Are』は、華やかな80年代ポップの表面の下にある不安と批評性を示すアルバムである。踊れるビート、滑らかなヴォーカル、洗練されたホーンとシンセの奥に、終末への不安、社会的な仮面、所有欲、恥、身体への違和感が潜んでいる。Heaven 17は本作で、ポップ・ミュージックが知的で、社会的で、同時に官能的でありうることを証明した。
おすすめアルバム
1. Heaven 17『Penthouse and Pavement』
1981年発表のデビュー・アルバム。企業社会批判、冷たいエレクトロ・ファンク、ポスト・パンク以後の知的なシンセポップが結びついた重要作である。『How Men Are』の社会批評的な側面を理解するうえで不可欠な一枚である。
2. Heaven 17『The Luxury Gap』
1983年発表の代表作。「Temptation」を収録し、Heaven 17がより華やかでソウルフルなポップへ進んだ作品である。『How Men Are』の前段階として、電子音とソウルの融合がどのように進んだかを知ることができる。
3. The Human League『Dare』
1981年発表のシンセポップ名盤。Heaven 17の前史とも深く関わる作品であり、英国エレクトロ・ポップがメインストリーム化するうえで決定的な役割を果たした。Heaven 17のより批評的でソウルフルな方向性と比較すると興味深い。
4. ABC『The Lexicon of Love』
1982年発表のアルバム。シンセポップ、ソウル、ストリングス、ロマンティックな歌詞を豪華に融合した作品である。Heaven 17と同じく、シェフィールド周辺のポップ感覚と洗練されたプロダクションを理解するうえで関連性が高い。
5. Scritti Politti『Cupid & Psyche 85』
1985年発表のアルバム。極度に洗練されたシンセポップ、ファンク、R&B、ポスト構造主義的な知性が結びついた作品である。『How Men Are』の知的なポップ性と、80年代中期の英国ポップが持つ人工的な輝きを別角度から味わえる。

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