
- 発売日: 2017年1月20日
- ジャンル: アート・ポップ、バロック・ポップ、グラム・ロック、チェンバー・ポップ、サイケデリック・ポップ、ミュージカル・ロック
概要
Foxygenの4作目のスタジオ・アルバム『Hang』は、2010年代インディー・ロックの中でも、極端に演劇的で、豪華で、自己言及的なポップ・アルバムである。ジョナサン・ラドーとサム・フランスを中心とするFoxygenは、1960年代から70年代のロック、サイケデリア、ソウル、グラム、ブリル・ビルディング的ポップ、ミュージカル、アート・ロックを過剰なほど引用しながら、それらを現代的なインディー感覚で再構築してきた。『Hang』ではその引用癖と演劇性が、さらに大規模なオーケストレーションによって拡張されている。
本作の最大の特徴は、40人規模のオーケストラを導入した、非常に豪奢なサウンドである。ストリングス、ホーン、ピアノ、管楽器、コーラス、劇場的なリズム展開が、アルバム全体をまるでブロードウェイ・ミュージカルや1970年代のロック・オペラのように彩っている。Foxygenは以前からThe Rolling Stones、The Kinks、The Velvet Underground、David Bowie、Todd Rundgren、The Beach Boys、Elton Johnなどへの強い参照を見せていたが、『Hang』ではそこにミュージカル映画、ヴォードヴィル、ソウル・レビュー、ラウンジ、ディズニー的な華美さまでもが流れ込む。
前作『…And Star Power』は、長尺で散漫、混沌としたローファイ・サイケデリック・ロック作品だった。そこでは、Foxygenの過剰さが制御不能な形で噴き出していた。それに対し『Hang』は、全8曲という比較的コンパクトな構成でありながら、各曲に膨大なアレンジが詰め込まれている。つまり本作の過剰さは、散乱ではなく圧縮である。短いアルバムの中に、ミュージカル、グラム、バロック・ポップ、ソウル、ジャズ、オペラ的な展開が目まぐるしく入れ替わる。
タイトルの『Hang』は、宙吊り、絞首、ぶら下がること、あるいは仲間と過ごすことを連想させる多義的な言葉である。Foxygenの作品において、この曖昧さは重要である。彼らの音楽は楽しげで、派手で、遊び心に満ちているが、その背後には不安定さ、自己破壊、疲労、名声への皮肉、アメリカン・ポップ文化への執着と嫌悪が潜んでいる。『Hang』もまた、華やかな舞台の上で笑いながら、同時に崩れ落ちそうなアルバムである。
歌詞面では、成功、孤独、エンターテインメント産業、自己演出、愛、破局、都市生活、アメリカ的幻想への距離感がテーマとなる。サム・フランスのヴォーカルは、しばしばキャラクターを演じるように変化する。彼はストレートに感情を告白するシンガーというより、舞台上の道化、ロックスター、落ちぶれた俳優、ミュージカルの語り手、酔った詩人の間を行き来する存在である。この演技性が、Foxygenの音楽を単なるレトロ趣味から引き離している。
『Hang』は、Foxygenのキャリアにおいて最も整った作品のひとつである。『We Are the 21st Century Ambassadors of Peace & Magic』で注目された60年代サイケ/ロックへの愛情、『…And Star Power』で露出した過剰な混沌、それらをよりコンセプチュアルで劇場的な形にまとめたのが本作である。ポップ・ミュージックの歴史を巨大な衣装箱のように扱い、その中から次々に仮面を取り出して演じるアルバムであり、同時に「演じ続けること」の疲弊も描いている。
全曲レビュー
1. Follow the Leader
オープニング曲「Follow the Leader」は、『Hang』の幕開けにふさわしい、華やかでショウビズ的な楽曲である。タイトルは「リーダーについていけ」という意味を持ち、バンドが聴き手を劇場の中へ引き込む合図のように機能している。冒頭からホーンとストリングスが大きく鳴り、Foxygenがこのアルバムで小規模なインディー・ロックを超えた舞台装置を用意していることが明確になる。
音楽的には、ソウル・レビュー、グラム・ロック、ミュージカル・ナンバーが混ざり合ったような構成である。リズムは軽快で、ホーンは派手に跳ね、サム・フランスのヴォーカルはまるで舞台の司会者のように振る舞う。だが、その明るさは完全に無邪気ではない。リーダーについていくという言葉には、集団心理、スターへの追従、ポップ産業における指導者と観客の関係も含まれている。
歌詞では、誰かに導かれること、流れに乗ること、華やかな世界へ踏み込むことが描かれる。しかし、Foxygenはその状況を単純には肯定しない。ショウは魅力的だが、そこには操作や自己喪失の危険もある。この曲は、アルバム全体のテーマである「舞台上の快楽と虚構」を最初から提示している。
2. Avalon
「Avalon」は、神話的な響きを持つタイトルの楽曲である。アヴァロンはアーサー王伝説に登場する理想郷、死後の島、癒しの場所として知られる。その名を冠したこの曲は、現実から離れた幻想の場所への憧れを感じさせる。Foxygenにとって過去のポップ・ミュージックもまた、一種のアヴァロンである。そこは美しく、魅力的で、しかし現実には存在しない。
音楽的には、バロック・ポップとミュージカル的な華やかさが強く出た曲である。ピアノ、ストリングス、ホーンが大きく展開し、サム・フランスの歌唱も非常に演劇的である。曲は一つの場所に留まらず、展開を重ねながら進む。Foxygenの楽曲らしく、数分の中に複数の場面転換が詰め込まれている。
歌詞では、理想郷への憧れと、それが幻想であることへの意識が交差する。アヴァロンへ行きたいという願いは、現在の現実からの逃避でもある。だが、Foxygenの音楽は逃避そのものを批評的に扱う。過去の音楽様式や神話的な場所を引用しながら、その美しさがどれほど人工的な舞台装置であるかも同時に見せている。「Avalon」は、幻想へ身を委ねる快楽と、その幻想の脆さを同時に鳴らす楽曲である。
3. Mrs. Adams
「Mrs. Adams」は、アルバムの中でも比較的物語性が強いタイトルを持つ楽曲である。特定の人物名を示すタイトルは、Foxygenの音楽にしばしば見られる演劇的・映画的な感覚と結びついている。ここでのMrs. Adamsは、実在の人物というより、古いアメリカ映画や舞台に登場しそうなキャラクターとして機能している。
サウンドは軽やかで、ピアノや管楽器が曲にコミカルで洒脱な表情を与えている。ヴォードヴィルや古いブロードウェイの影響も感じられ、ロック・バンドというより、劇場のピット・オーケストラを従えたポップ・ショウのように響く。Foxygenの特徴である、ロックと舞台音楽の境界の曖昧さがよく表れている。
歌詞では、人物観察、都市的な会話、関係性のずれが描かれる。Mrs. Adamsという名前は、社会的な立場や古風な礼儀、あるいは中流階級的な生活のイメージを呼び起こす。Foxygenはこうしたキャラクターを通じて、アメリカン・ポップ文化の中にある滑稽さや空虚さを描く。曲の明るさと歌詞の皮肉が重なり、短いながらも舞台の一場面のような印象を残す。
4. America
「America」は、『Hang』の中でも最も壮大で、中心的な楽曲のひとつである。タイトルが示す通り、ここではアメリカという国、あるいはアメリカン・ポップ文化そのものがテーマとなる。Foxygenは常にアメリカの音楽史を引用してきたバンドだが、この曲ではその対象がより直接的に名指しされる。
音楽的には、非常に大規模で劇的である。ストリングス、ホーン、ピアノ、変化するテンポ、ミュージカル的な構成が組み合わされ、曲は一種の小さなロック・オペラのように展開する。単純なヴァースとサビの形式には収まらず、場面が次々に変わっていく。これはアメリカという巨大な神話を、音楽的なコラージュとして描く方法でもある。
歌詞では、アメリカへの愛憎が表れる。アメリカは夢と自由の象徴であると同時に、消費、暴力、ショウビズ、虚飾、自己破壊の場所でもある。Foxygenはその両面を抱え込む。彼らはアメリカン・ポップを深く愛しているが、その愛は決して無批判ではない。「America」は、過去のアメリカ音楽への賛美であると同時に、その神話が崩れていく様子を描いた楽曲でもある。
この曲の重要性は、Foxygenの引用美学が単なるレトロ趣味ではなく、アメリカ文化そのものへの批評として機能している点にある。彼らは過去の音楽を再現するのではなく、その断片を過剰に組み合わせることで、アメリカの夢の過密さと空虚さを同時に表現している。
5. On Lankershim
「On Lankershim」は、アルバムの中でも比較的穏やかで、メランコリックな楽曲である。Lankershimはロサンゼルスの通りを連想させる地名であり、Foxygenの音楽におけるカリフォルニア的な幻想、ハリウッド、スタジオ、ショウビズ、孤独な都市生活のイメージと結びつく。
音楽的には、前曲「America」の大規模な展開から一転し、より落ち着いたムードを持つ。ストリングスやピアノは柔らかく、サム・フランスの歌唱もやや内省的である。派手なショウの裏側にある、深夜の道路や空虚な部屋の感覚が漂う。
歌詞では、移動、都市の風景、孤独、失われた関係が描かれる。ロサンゼルス的な場所は、成功や夢の象徴であると同時に、孤立と消耗の場所でもある。Foxygenはショウビズの華やかさを描く一方で、その裏にある疲労や寂しさも見逃さない。「On Lankershim」は、その裏側の感情を担う曲であり、アルバムの中盤に静かな陰影を与えている。
6. Upon a Hill
「Upon a Hill」は、タイトルからして寓話的で、古い物語の一節のような響きを持つ楽曲である。「丘の上で」という言葉は、見晴らし、孤立、啓示、あるいは舞台装置としての高台を連想させる。Foxygenの音楽では、こうした古典的なイメージがしばしば、過去のポップ様式と結びついて演劇的に使用される。
サウンドは華やかでありながら、やや奇妙な軽さを持つ。ミュージカル的な旋律、バロック・ポップ的な装飾、ホーンとストリングスの細かな動きが重なり、曲全体が短い舞台劇のように響く。Foxygenはここでも、ロック・ソングを一つの場面として構成している。
歌詞では、丘の上から世界を見るような距離感がある。高い場所に立つことは、全体を見渡すことを可能にするが、同時に人々から離れることでもある。成功したアーティスト、舞台上のスター、あるいは過去のポップ史を見下ろす現代の観察者としてのFoxygenの立場が、このイメージに重なる。曲は明るく響くが、その中には少しの孤独と皮肉がある。
7. Trauma
「Trauma」は、アルバム終盤で急に重い言葉を提示する楽曲である。タイトルは「心的外傷」を意味し、これまでの華やかな舞台装置の裏側にあった痛みが露出する瞬間とも言える。Foxygenの音楽は派手で、ふざけていて、過剰に演劇的だが、その過剰さはしばしば傷を覆い隠すためのものでもある。この曲は、その覆いが一瞬剥がれる場面である。
音楽的には、やはり大きなアレンジが施されているが、曲調には暗さと緊張がある。ストリングスやホーンは祝祭的というより、ドラマの不穏な場面を演出するように響く。サム・フランスのヴォーカルにも、道化的な明るさだけでなく、破滅的なニュアンスがにじむ。
歌詞では、過去の傷、精神的な負荷、自己破壊的な行動、名声や人間関係の中で受けるダメージが示唆される。Foxygenはしばしば、ロックスターの役割を演じるバンドである。しかし、その役割には消耗が伴う。人を楽しませるために演じ続けること、自分の混乱をショウとして見せることは、痛みをさらに深めることにもなる。「Trauma」は、アルバムの豪華な表面に走る亀裂を最も明確に示す楽曲である。
8. Rise Up
ラスト曲「Rise Up」は、アルバムを締めくくるにふさわしい、劇的で高揚感のある楽曲である。タイトルは「立ち上がれ」を意味し、終幕における再起、解放、あるいは舞台上のフィナーレを思わせる。『Hang』という宙吊りのタイトルに対して、「Rise Up」は上昇の動きを示し、アルバム全体に一応の出口を与える。
音楽的には、非常に大きなフィナーレ感がある。ホーン、ストリングス、コーラス、ピアノが総動員され、曲は最後のカーテンコールのように展開する。Foxygenの演劇性が最も明快に表れた曲であり、アルバム全体を一つのショウとして閉じる役割を果たしている。
歌詞では、立ち上がること、崩壊から抜け出すこと、あるいは自分を演じ直すことがテーマとなる。ただし、この上昇は完全な救済ではない。Foxygenの世界では、フィナーレもまた演出であり、希望もまた舞台装置である。それでも、人は最後に立ち上がり、歌い、ショウを終えなければならない。この曲は、そうしたエンターテインメントの残酷さと美しさを同時に示している。
「Rise Up」によって『Hang』は、完全な解決ではなく、華やかな幕引きとして終わる。傷も疲労も消えないが、最後の瞬間にはライトが当たり、音楽が鳴り、観客は拍手をする。その不自然なほど美しい終わり方こそ、本作の本質である。
総評
『Hang』は、Foxygenの作品の中でも最も劇場的で、最もオーケストラルで、最もコンパクトに設計されたアルバムである。全8曲という短さにもかかわらず、そこには膨大な音楽史の引用と、過剰なアレンジ、急激な場面転換が詰め込まれている。ロック・アルバムというより、ミュージカル、ロック・オペラ、ソウル・レビュー、バロック・ポップ・ショウを一つに圧縮した作品である。
本作の魅力は、華やかさの裏にある不安定さにある。Foxygenは、過去のポップ・ミュージックを深く愛している。The KinksやDavid Bowie、Elton John、Todd Rundgren、The Rolling Stones、The Beach Boys、ミュージカル映画、古いハリウッド的な世界への参照が随所に見られる。しかし、その引用は単なる再現ではない。むしろ、引用を過剰に重ねることで、過去のポップ文化が持つ人工性や演技性を露出させている。
音楽的には、ストリングスとホーンの使い方が非常に重要である。多くのインディー・ロック作品では、オーケストラは装飾として加えられることが多い。しかし『Hang』では、オーケストレーションが楽曲の中心にある。曲の展開、感情の起伏、場面転換は、管弦楽の動きによって支えられている。そのため、本作はバンド演奏に豪華な伴奏を加えた作品ではなく、オーケストラを含めて一つの巨大な舞台装置として設計されたアルバムである。
サム・フランスのヴォーカルも、本作の演劇性を決定づけている。彼は一貫した自然な歌唱をするのではなく、曲ごとにキャラクターを変える。時にロックスターのように、時にミュージカル俳優のように、時に酔った道化のように振る舞う。この演技性は、聴き手によっては過剰で落ち着かないものに感じられるかもしれない。しかし、それこそがFoxygenの本質である。彼らは「本当の自分」を素朴に歌うバンドではなく、仮面を次々に付け替えることで、ポップ・ミュージックの虚構性を見せるバンドである。
歌詞面では、アメリカン・ポップ文化への愛憎が強い。「America」はその最も直接的な例であり、アメリカという夢の巨大さと滑稽さを同時に描いている。ロサンゼルス的な都市感覚を持つ「On Lankershim」、神話的な理想郷を扱う「Avalon」、舞台的なフィナーレを担う「Rise Up」など、アルバム全体に「夢の場所」と「その裏側」が繰り返し現れる。Foxygenは夢を信じたいが、その夢が作り物であることも知っている。
『Hang』は、2010年代のインディー・ロックにおけるレトロ志向の中でも、特に自己意識の強い作品である。多くのバンドが過去の音楽様式を参照する中で、Foxygenはその参照行為自体を舞台化している。彼らは70年代の音を「再現」しているだけではなく、「70年代風に振る舞う自分たち」を見せている。そのため本作には、ノスタルジアだけでなく、ノスタルジアへの皮肉もある。
一方で、本作には弱点もある。あまりに演劇的で、あまりに過剰であるため、聴き手によっては感情の中心を掴みにくい。曲ごとに展開が多く、アレンジも派手なため、シンプルなロック・アルバムとしての一体感を求める場合には、やや装飾過多に感じられる可能性がある。しかし、その過剰さこそが『Hang』の価値である。本作は節度ある成熟ではなく、制御された過剰を目指したアルバムである。
日本のリスナーにとって本作は、洋楽ロックの歴史をある程度知っているほど楽しめる作品である。グラム・ロック、バロック・ポップ、70年代シンガーソングライター、ミュージカル、ソウル、サイケデリック・ポップへの参照が多く、聴くたびに別の影響源が浮かび上がる。一方で、予備知識がなくても、派手なアレンジと劇場的な展開そのものを楽しむことができる。
後の音楽シーンへの影響という点では、『Hang』は、インディー・ロックが小規模なギター・バンドの形式にとどまらず、ミュージカル的・オーケストラルな大きな表現を再び扱えることを示した作品である。2010年代のインディー・シーンでは、ローファイな親密さや電子音楽的なミニマリズムが目立つ一方で、Foxygenはあえて古典的なショウビズの豪華さを持ち込んだ。その姿勢は、過去のポップ文化を単なる懐古ではなく、現代的な演劇として再利用する試みとして評価できる。
総じて『Hang』は、Foxygenの過剰な才能と不安定な魅力が、最も豪華な形で結晶したアルバムである。きらびやかで、滑稽で、感傷的で、皮肉で、時に痛々しい。ポップ・ミュージックを巨大な舞台として捉え、その上でアメリカの夢、ロックスターの仮面、ショウビズの虚構、個人的な傷を同時に演じる作品である。完璧に整った名盤というより、幕が上がり、照明が眩しすぎるほど当たり、舞台裏の不安まで見えてしまうような、強烈な演劇的ポップ・アルバムである。
おすすめアルバム
1. Foxygen – We Are the 21st Century Ambassadors of Peace & Magic
2013年発表の代表作。60年代サイケデリック・ロック、The Rolling Stones、The Kinks、Velvet Undergroundなどへの愛情を、よりローファイで奔放な形で展開した作品である。『Hang』の豪華な演劇性に対して、こちらはより若々しく、混沌とした魅力を持つ。
2. Foxygen -…And Star Power
2014年発表の大作。ローファイ、グラム、パンク、サイケ、架空のラジオ番組のような断片が詰め込まれた混沌のアルバムである。『Hang』が制御された過剰だとすれば、本作は制御不能な過剰であり、Foxygenの極端な側面を理解するために重要である。
3. Todd Rundgren – A Wizard, a True Star
1973年発表のアート・ポップ/サイケデリック・ポップの重要作。短い曲や断片がめまぐるしく展開し、ポップ、ソウル、実験音楽、スタジオ技術が混在する。Foxygenの場面転換の多さや、音楽史を遊び場のように扱う感覚と強く関連する。
4. David Bowie – The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars
1972年発表のグラム・ロックの古典。ロックスターの仮面、演劇的な歌唱、ショウビズと自己破壊のテーマは、『Hang』の世界観を理解するうえで重要である。Foxygenのキャラクター演技的な側面とも深くつながる。
5. The Kinks – The Kinks Are the Village Green Preservation Society
1968年発表のバロック・ポップ/ロック作品。英国的なノスタルジア、キャラクター描写、古い世界への愛情と皮肉が特徴である。Foxygenのレトロなポップ感覚や、過去の文化を愛しながら距離を取る姿勢と親和性が高い。

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