発売日: 2019年4月19日
ジャンル: ポップ / ソウル / ヒップホップ / R&B
『Cuz I Love You』は、リゾのメジャーデビューアルバムであり、彼女のアーティストとしての実力と個性を存分に発揮した作品である。このアルバムは、自己愛、セルフケア、恋愛、強さ、そしてユーモアといったテーマが詰まっており、リゾの圧倒的なカリスマ性とパワフルなボーカルが聴きどころだ。
アルバムからは、「Truth Hurts」「Good as Hell」「Juice」といったシングルが次々とヒットを記録。特に「Truth Hurts」は、リリースから2年後に全米チャート1位を獲得し、リゾを国際的なスターへと押し上げた。また、このアルバムでリゾは、第62回グラミー賞で最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞を受賞し、他にも多くのノミネートを獲得した。
アルバム全体を通じて、ジャンルを超えた多彩なサウンドと、自己肯定感をテーマにした力強い歌詞が印象的。リゾのソウルフルなボーカル、ユニークなラップ、そして遊び心あるプロダクションが見事に融合している。
トラック解説
1. Cuz I Love You
アルバムのタイトル曲で、力強いソウルバラード。リゾの圧倒的なボーカルが炸裂し、恋愛の痛みと喜びがドラマチックに描かれている。
2. Like a Girl
フェミニズムをテーマにしたポップアンセム。女性の力強さを祝う楽曲で、エネルギッシュなビートとキャッチーなコーラスが特徴的。
3. Juice
ディスコとファンクの要素を取り入れたアップビートなナンバー。自信と自己肯定感を歌った歌詞がリスナーを元気づける。
4. Soulmate
自己愛をテーマにしたトラックで、「I’m my own soulmate」という歌詞が象徴的。ポップで軽快なサウンドが楽しい一曲。
5. Jerome
ミディアムテンポのソウルバラード。恋愛における複雑な感情を描き、リゾの感情的なボーカルが際立つ。
6. Crybaby
ロックの要素を取り入れた力強いナンバー。歌詞には感情を解放することの重要性が込められている。
7. Tempo (feat. Missy Elliott)
大胆で挑発的なヒップホップトラック。Missy Elliottとのコラボレーションが楽曲にエネルギーを与えている。
8. Exactly How I Feel (feat. Gucci Mane)
ポップで楽しいナンバー。リゾの明るいボーカルとグッチ・メインのラップが絶妙に絡み合う。
9. Better in Color
多様性と愛をテーマにしたファンキーな楽曲。異なる背景やアイデンティティを超えたつながりを祝う内容。
10. Heaven Help Me
ソウルフルなバラードからアップテンポな展開に移るユニークな楽曲。リゾの歌唱力と表現力が際立っている。
11. Lingerie
セクシーで官能的なR&Bトラック。繊細でスムーズなプロダクションが印象的で、アルバムのエンディングにふさわしい雰囲気。
アルバム総評
『Cuz I Love You』は、リゾがアーティストとしての自信と多様な才能を存分に発揮した作品であり、彼女をポップミュージック界の中心へと押し上げたアルバムだ。ソウル、ポップ、ヒップホップ、R&Bの要素を大胆に組み合わせたサウンドと、リゾのカリスマ的なボーカルが融合し、聴く者に元気とインスピレーションを与える。セルフラブとポジティブなメッセージが全編にわたって込められており、リゾの音楽的進化と社会的な影響力を実感させる一枚である。
このアルバムが好きな人におすすめの5枚
Future Nostalgia by Dua Lipa
ディスコとポップのエネルギーが楽しめるアルバムで、リゾの明るさと共鳴する。
24K Magic by Bruno Mars
ファンクとポップの融合が特徴で、リゾのファンにぴったりの楽しい一枚。
The Emancipation of Mimi by Mariah Carey
ソウルフルなボーカルが際立つ作品で、リゾの歌唱力が好きなリスナーにおすすめ。
Lemonade by Beyoncé
ジャンルを超えた多彩なサウンドと力強いメッセージ性が、『Cuz I Love You』と共通する。
Hot Pink by Doja Cat
ポップ、R&B、ヒップホップを融合させたユニークなアルバムで、リゾの多様性を楽しむファンに最適。
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