
発売日:2016年10月14日
ジャンル:Indie Rock / Baroque Pop / Glam Rock / Psychedelic Pop / Art Rock
概要
Do Hollywoodは、ニューヨーク州ロングアイランド出身の兄弟デュオThe Lemon Twigsが2016年に発表したデビュー・アルバムである。Brian D’AddarioとMichael D’Addarioの二人が中心となり、1960〜70年代のロック、バロック・ポップ、グラム・ロック、ソフト・ロック、ミュージカル的な作曲感覚を大胆に混ぜ合わせた作品であり、2010年代インディー・ロックの中でも特に「過去のポップ史を現在形で再演する」タイプのアルバムとして高く評価された。
The Lemon Twigsの最大の特徴は、若い世代のバンドでありながら、参照している音楽が極端に古典的であることだ。
The Beatles。
The Beach Boys。
Todd Rundgren。
Big Star。
Queen。
David Bowie。
Elton John。
The Kinks。
そして70年代のブロードウェイ的なミュージカル感覚。
こうした音楽の断片が、一曲の中で次々と切り替わる。
そのためDo Hollywoodは、単純なレトロ・ロックではない。
「昔の音をそのまま再現する」のではなく、複数の時代の音楽を過剰に混ぜる。
そこにこの作品の面白さがある。
本作のプロデュースを手掛けたのはFoxygenのJonathan Rado。
この人選も非常に重要である。
Foxygen自身が60〜70年代ロックを現代的なインディー感覚で再構成してきたバンドであり、The Lemon Twigsの音楽性との相性は非常に良い。
サウンドはヴィンテージ志向。
ピアノ。
オルガン。
乾いたドラム。
歪んだギター。
多重録音されたヴォーカル。
ストリングス的なアレンジ。
しかし、単に「古い録音の質感」を再現するだけではない。
曲構成は非常に落ち着きがない。
テンポが変わる。
拍子が変わる。
突然コーラスが巨大になる。
途中で別の曲のようなセクションへ移る。
そのためアルバム全体に、舞台作品のような演劇性がある。
タイトルのDo Hollywoodも象徴的だ。
Hollywood。
映画。
スター。
ショービジネス。
演技。
夢。
人工的な華やかさ。
The Lemon Twigsの音楽には、この「ショーとしてのロック」が非常に強い。
彼らはロック・バンドを、自然体の自己表現としてだけ扱わない。
演じる。
誇張する。
キャラクターを作る。
声色を変える。
曲の途中で人格まで変わるように歌う。
この演劇性はDavid BowieやQueen、Todd Rundgrenの伝統と強く結びつく。
また、BrianとMichaelは兄弟だが、二人の作曲・歌唱には明確な違いがある。
Brianは比較的メロディアスで、繊細。
Michaelはより荒々しく、芝居がかっている。
この二つの性格が交互に現れることで、アルバムに強い起伏が生まれる。
Do Hollywoodは、統一感より「次に何が起こるか分からないこと」を楽しむ作品である。
2010年代のインディー・ロックにおいて、Lo-Fiやミニマルなサウンドが一つの美学として定着していた中、The Lemon Twigsはその逆へ進んだ。
音を重ねる。
展開を増やす。
メロディを過剰にする。
歌唱を芝居がからせる。
その過剰さこそが、本作の最大の魅力である。
全曲レビュー
1. I Wanna Prove to You
アルバムは「I Wanna Prove to You」で始まる。
タイトルは「君に証明したい」。
非常に直接的なラブソングの言葉だ。
しかし、音楽は単純ではない。
冒頭は比較的親しみやすいポップ。
メロディも甘い。
しかし進むにつれて、ヴォーカルの重なり、アレンジの変化、細かなテンポ感の揺れが増えていく。
歌詞では、相手に自分の愛情や価値を証明したいという欲望が中心にある。
ここで重要なのは「愛している」ではなく「証明したい」という言葉だ。
つまり、語り手には不安がある。
自分の気持ちが相手へ届いていない。
あるいは、自分自身が信頼されていない。
そのため恋愛が「証明の作業」になる。
この少し必死な感情が、The Lemon Twigsの誇張されたヴォーカルとよく合う。
音楽的にはThe BeatlesやTodd Rundgren的なメロディ感覚が強く、本作への非常に分かりやすい入口となっている。
2. Those Days Is Comin’ Soon
タイトルは文法的にわざと崩したような響きを持ち、「そんな日々がもうすぐ来る」という意味合いを持つ。
未来への期待。
しかし同時に、少し不安定な予感もある。
曲は前曲よりもロック色が強い。
ギター。
ピアノ。
勢いのあるドラム。
それらが複数の方向へ動く。
The Lemon Twigsの音楽では、一つのアイデアを長く繰り返すより、短いアイデアを次々と投入する。
そのため曲の中に「展開の多さ」がある。
歌詞も、単純な希望ではない。
未来は来る。
しかし、その未来が本当に良いものかは分からない。
この曖昧さが、曲の明るいサウンドに少し影を与える。
3. Haroomata
本作でも特に奇妙なタイトルを持つ楽曲。
意味を明確に固定しにくい言葉であり、そのこと自体が曲の幻想性につながる。
音楽はサイケデリック。
ギター。
オルガン。
変化するテンポ。
少し歪んだヴォーカル。
それらが一体となり、夢の中の舞台のような感覚を作る。
ここではThe Lemon Twigsの「物語を説明する」能力より、「雰囲気を演じる」能力が前面に出る。
ヴォーカルも、歌詞の意味を正確に伝えるというより、声色そのものをキャラクターとして使う。
曲の途中で印象が変わる。
親しみやすいポップから、突然奇妙な方向へ進む。
この不安定さは、本作全体の特徴でもある。
4. Baby, Baby
タイトルだけ見れば非常に古典的なラブソング。
50〜60年代のポップやソウルでも頻繁に使われる「Baby」という呼びかけを、あえてそのままタイトルにしている。
しかしThe Lemon Twigsは、それを素直なオールディーズにはしない。
音楽は甘い。
コーラスも親しみやすい。
しかし、ところどころで演奏が過剰に変化し、単純なロマンティック・ポップからはみ出す。
歌詞は恋愛感情を非常に直接的に表現する。
その単純さが逆に重要だ。
本作には複雑なアレンジが多い。
だから「Baby, Baby」のような簡単な言葉が中心にあると、音楽の過剰さとの対比が生まれる。
The Lemon Twigsは、難しい曲構成の中に極端に単純なポップ・フックを置く。
そのバランスがこの曲の魅力である。
5. These Words
本作の代表曲のひとつ。
タイトルは「これらの言葉」。
歌詞では、言葉によって感情を伝えることの困難さが中心にある。
言いたい。
でもうまく言えない。
言葉にすると、逆に本当の感情から遠ざかる。
これはポップ・ソングそのものに対する自己言及にも聞こえる。
歌は言葉でできている。
しかし感情は言葉だけでは足りない。
The Lemon Twigsはそこに、
メロディ。
ハーモニー。
演奏。
声の震え。
を加える。
つまり「These Words」というタイトルの曲で、言葉以上のものを音楽によって補う。
音楽は非常にドラマティック。
ピアノを軸にしながら、途中でテンションが上がり、コーラスが大きく開く。
Todd Rundgrenや70年代のピアノ・ポップを思わせる一方、展開の急激さにはThe Lemon Twigs独自の落ち着きのなさがある。
本作の中でも特に完成度の高い一曲である。
6. As Long as We’re Together
本作を代表する楽曲のひとつ。
タイトルは「僕たちが一緒にいる限り」。
内容は非常に普遍的なラブソング。
外の世界がどうであっても、一緒にいることが重要。
この単純なメッセージを、The Lemon Twigsは非常に華やかなアレンジへ変換する。
曲の大きな特徴は、展開の多さ。
親しみやすいヴァース。
上昇するコーラス。
突然変化するリズム。
複雑なハーモニー。
それでもメロディは失われない。
この点が重要だ。
The Lemon Twigsはプログレッシヴな構成を好む。
しかし、難解さだけを目的にしていない。
最終的には必ず歌えるフックへ戻る。
「As Long as We’re Together」は、そのバランスが非常にうまい。
歌詞の素朴さと、アレンジの過剰さ。
この対比が本作を象徴する。
7. How Lucky Am I?
タイトルは「僕はなんて幸運なんだろう」。
幸福を直接的に表現する曲。
しかし、The Lemon Twigsの音楽では、幸福にもどこか不安がある。
幸せである。
だからこそ、それを失うことが怖い。
「How Lucky Am I?」という疑問形も重要だ。
「自分は幸運だ」と断定しない。
自分自身に問いかける。
本当に幸運なのか。
この微妙な距離がある。
音楽は柔らかく、比較的落ち着いている。
本作の中盤以降では、初期の過剰なロック性から少し離れ、ソフト・ロック/バロック・ポップ寄りの色彩が強くなる。
コーラスも美しく、兄弟ヴォーカルの相性がよく分かる。
8. Hi+Lo
タイトルは「High and Low=高低」を短く表記したもの。
その名の通り、曲そのものが上下動する。
静かな部分。
大きな部分。
高い声。
低い声。
明るい感情。
暗い感情。
複数の対比が曲の中にある。
The Lemon Twigsの作曲方法を象徴するタイトルと言える。
彼らは一つの感情に留まらない。
曲の途中で急に表情を変える。
この曲では、その変化自体が主役。
歌詞も感情の高低差を反映し、安定より揺れが中心になる。
音楽はグラム・ロック的な芝居がかった要素もあり、David BowieやQueen的な「ロックを演じる」感覚が強い。
本作の中でも特に演劇性の高い曲である。
9. Frank
タイトルは人名のように非常に簡潔。
しかし内容は本作の中でも比較的内省的。
「Frank」という人物を中心に、距離、記憶、感情の変化が描かれる。
The Lemon Twigsはしばしば、歌詞を完全な物語として説明しない。
断片。
人物名。
場面。
それを聴き手に渡す。
そのため曲には短編映画のような感覚がある。
音楽も派手さを少し抑え、メロディの切なさを前に出す。
アルバム後半において、華やかな「ショー」の裏側にある人間的な寂しさを見せる一曲である。
10. A Great Snake
アルバム最後を飾る大曲。
タイトルは「巨大な蛇」。
非常に象徴的で、不穏な言葉である。
蛇は、
誘惑。
危険。
変身。
知恵。
裏切り。
再生。
など、さまざまな意味を持つ。
曲そのものも、本作の中で最も野心的な構成を持つ。
複数のセクション。
テンポの変化。
ギター。
キーボード。
演劇的なヴォーカル。
突然の転換。
まるで一曲の中に複数の場面が入っている。
この曲でThe Lemon Twigsは、ポップ・ソングの短い形式からさらに離れる。
QueenやTodd Rundgren、70年代プログレッシヴ・ロック、ミュージカルの要素を一度に使う。
しかし、完全な技術誇示にはならない。
根底にはメロディがある。
アルバム最後にこの曲を置くことで、Do Hollywoodは単なるレトロ・ポップ作品ではなく、「若いバンドがロック史全体を遊び場として使った作品」であることを決定づける。
総評
Do Hollywoodは、2010年代インディー・ロックにおいて「過去を参照すること」を最も大胆に肯定したアルバムのひとつである。
この作品は新しい音色を発明したわけではない。
むしろ逆。
古い音楽を大量に使う。
The Beatles。
The Beach Boys。
The Kinks。
Todd Rundgren。
Big Star。
David Bowie。
Queen。
Elton John。
70年代ソフト・ロック。
グラム・ロック。
ミュージカル。
それらの語彙が次々と現れる。
通常、この種の作品には「懐古趣味」という批判がつきまとう。
しかしDo Hollywoodが面白いのは、過去を忠実に再現しようとしていない点だ。
The Lemon Twigsは、60年代風の曲を一曲。
次に70年代風。
というように整理しない。
一曲の中で複数の時代を混ぜる。
その結果、参照元が多すぎて、逆に奇妙な新しさが生まれる。
例えば、The Beatles的なメロディ。
突然Queen的なコーラス。
Todd Rundgren的なコード。
グラム・ロック的なヴォーカル。
そこへインディー・ロックらしい荒さ。
こうした要素が数分の中で入れ替わる。
だから「昔の音を再現した作品」ではなく、「昔の音楽史を早送りで見る作品」に近い。
兄弟二人の存在も重要だ。
Brian D’AddarioとMichael D’Addarioは、同じ家庭・環境から出てきた兄弟でありながら、音楽的な性格が微妙に違う。
この差が作品を豊かにする。
一人のソングライターだけで作ると、アルバムには統一された人格が生まれる。
The Lemon Twigsでは、人格が複数ある。
一曲ごとに視点が変わる。
声も変わる。
感情も変わる。
そのためDo Hollywoodは、一人の主人公を追うアルバムではない。
劇団の舞台のように、複数の人物が次々と登場する。
ここでタイトルの「Hollywood」が重要になる。
Hollywoodは現実そのものではない。
現実を演じる場所。
セット。
照明。
衣装。
俳優。
脚本。
編集。
つまり「作られた現実」。
The Lemon Twigsの音楽も同じだ。
彼らは「自然体」であることを必ずしも重視しない。
むしろ、人工的に作る。
声を変える。
大げさに歌う。
突然展開する。
曲を演じる。
これは90年代以降のインディー・ロックでしばしば重視された「真正性」「飾らなさ」とは逆の価値観である。
彼らは「演技しているから偽物」ではなく、「演技すること自体が音楽」と考える。
この態度はDavid BowieやQueen、Sparksなどの系譜と強くつながる。
また、本作にはミュージカル的な感覚が強い。
普通のロック曲では、
イントロ。
ヴァース。
コーラス。
ヴァース。
コーラス。
という構造が基本になる。
The Lemon Twigsは、途中で別の場面を入れる。
テンポを変える。
調性を変える。
コーラスを一度しか使わない。
その結果、曲が「場面転換」を持つ。
これはブロードウェイや映画音楽にも近い発想だ。
「A Great Snake」はその最も極端な例。
一曲の中に複数の章がある。
こうした作曲は、聴き手に集中を要求する。
BGMにはなりにくい。
次に何が起こるか分からないからだ。
しかし、その予測不能性こそ本作の魅力である。
歌詞については、サウンドほど明確な統一テーマを持たない。
恋愛。
憧れ。
不安。
未来。
幸福。
人物の断片。
それらが中心。
しかし、歌詞の「内容」以上に、「どう歌うか」が重要になっている。
The Lemon Twigsでは、ヴォーカルが役者の台詞のように機能する。
同じ歌詞でも、声を大げさに曲げる。
高くする。
裏返す。
芝居がかったアクセントを入れる。
その結果、言葉そのものよりキャラクターが残る。
この点もミュージカル的である。
サウンド面ではJonathan Radoのプロダクションが重要だ。
本作はヴィンテージ志向だが、極端にLo-Fiではない。
古い録音を模倣するために音を汚しすぎない。
むしろ、各楽器をきちんと聞かせる。
そのうえで、ドラムやギターの質感を70年代的にする。
このバランスによって、作品は懐古趣味でありながら現代のインディー・ロックとしても成立する。
2016年という時代背景も興味深い。
この頃、インディー・ロックではシンセ、R&B、ヒップホップ、エレクトロニック・ミュージックとの融合が進んでいた。
The Lemon Twigsは、その流れとほとんど反対へ行った。
ギター。
ピアノ。
オルガン。
ドラム。
ハーモニー。
昔ながらのロック。
しかし、その保守的な楽器構成で極端に変な曲を作る。
つまり「楽器は古典的、構成は過剰」。
ここが彼らの独自性だ。
また、Do Hollywoodは若さそのものを面白く使った作品でもある。
彼らは非常に若い時期にこのアルバムを作った。
しかし、音楽的趣味はその年齢から想像しにくいほど古典的。
このズレが魅力になる。
若いバンドが古い音楽を慎重に保存するのではない。
むしろ乱暴に使う。
好きなものを全部入れる。
その結果、歴史への敬意と無遠慮さが同時に存在する。
これが本作を博物館的なレトロ・ロックから遠ざける。
特に「I Wanna Prove to You」「These Words」「As Long as We’re Together」は、The Lemon Twigsの強みが最も分かりやすい。
どの曲もメロディが非常に強い。
しかし、単純なパワー・ポップでは終わらない。
途中で構造を崩す。
ここが重要だ。
彼らは良いメロディを書ける。
だからこそ、それを壊す余裕がある。
もしメロディが弱ければ、複雑な展開は単なる散漫さになる。
しかし本作では、多くの曲に明確なフックがある。
そのため展開が増えても聴き手は戻る場所を失わない。
もちろん、本作の過剰さは弱点にもなり得る。
曲によってはアイデアが多すぎる。
一つのモチーフを十分に掘り下げる前に、次へ行く。
そのため落ち着きがない。
しかし、この「全部やりたい」という感覚こそデビュー作らしい。
完成されすぎていない。
抑制されていない。
それが作品に生命力を与えている。
Do Hollywoodは、The Lemon Twigsが「昔のロックを知っている若者」であることを示した作品ではない。
もっと重要なのは、「昔のロックを素材として自由に編集できる若者」であることを示した点だ。
歴史を尊敬する。
しかし歴史に従わない。
The BeatlesもTodd RundgrenもQueenも、完成された聖典として扱わない。
自分たちの曲の中へ分解して入れる。
その結果、作品は非常に古く聞こえる瞬間と、奇妙に現在的な瞬間を同時に持つ。
Do Hollywoodは、ロック史へのラブレターであると同時に、その歴史を無邪気に再編集したコラージュでもある。
そして、その過剰なメロディ、演劇性、ジャンル横断、兄弟ならではの複数人格的な作曲によって、The Lemon Twigsのキャリアの出発点として極めて強い個性を確立したアルバムである。
おすすめアルバム
1. The Lemon Twigs – Go to School(2018)
次作にあたるコンセプト・アルバム。チンパンジーを主人公にしたミュージカル的物語を展開し、Do Hollywoodで示した演劇性、70年代ロック、バロック・ポップ志向をさらに極端に発展させた。The Lemon Twigsの「ロック・バンドと舞台音楽の中間」という性格がより明確になった作品である。
2. Todd Rundgren – Something/Anything?(1972)
The Lemon Twigsの音楽を理解するうえで最重要の参照点のひとつ。パワー・ポップ、ソウル、ハードロック、スタジオ実験、バラードを一人の作家性で横断し、メロディと過剰なアレンジを両立した。Do Hollywoodの自由なジャンル感覚に直結する作品である。
3. Big Star – #1 Record(1972)
The BeatlesやThe Byrdsのメロディ感覚を受け継ぎながら、70年代パワー・ポップの基礎を作った作品。The Lemon Twigsほど演劇的ではないが、ギター・ポップにおける和声、切なさ、明快なフックという面で重要なルーツとなる。
4. Queen – Queen II(1974)
多重録音されたヴォーカル、劇的な展開、ハードロックと幻想的なポップの融合によって、ロックを演劇的な形式へ拡張した初期Queenの代表作。Do Hollywoodにおける「一曲の中で複数の場面を作る」感覚と高い関連性を持つ。
5. Foxygen – We Are the 21st Century Ambassadors of Peace & Magic(2013)
Do HollywoodをプロデュースしたJonathan Radoが所属するFoxygenの代表作。60〜70年代ロック、サイケデリア、ソウル、グラムを現代インディー・ロックとして再構成しており、The Lemon Twigsが登場した2010年代のレトロ志向インディーの文脈を理解するうえで重要な一枚である。

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