発売日: 2016年5月27日
ジャンル: ポップ、R&B、ダンスポップ
『7/27』は、Fifth Harmonyの2枚目のスタジオアルバムであり、彼女たちの音楽的な進化と自信に満ちた姿を描き出した作品だ。アルバムタイトルは、グループが結成された「2012年7月27日」に由来しており、彼女たちの絆や成長を象徴している。このアルバムでは、前作『Reflection』のポップやR&Bのエッセンスをさらに洗練し、トロピカルハウスやヒップホップ、ダンスミュージックといった多様なジャンルを取り入れている。
「Work from Home」や「All in My Head (Flex)」といった世界的なヒット曲を収録し、Fifth Harmonyがポップシーンで確固たる地位を築いた一枚となった。アルバム全体にわたり、恋愛、自立、楽しさ、そしてエンパワーメントといったテーマが鮮やかに描かれている。
以下、各トラックの詳細を解説する。
1. That’s My Girl
アルバムのオープニングを飾るアンセム的なトラックで、女性のエンパワーメントを称える内容。アップテンポなビートと力強いボーカルが印象的な一曲。
2. Work from Home (feat. Ty Dolla $ign)
アルバムの代表曲であり、Fifth Harmony最大のヒット曲の一つ。トロピカルハウスの影響を受けたセクシーなサウンドとキャッチーなメロディが特徴で、Ty Dolla $ignのラップが楽曲に深みを与えている。
3. The Life
自由で楽しいライフスタイルをテーマにした軽快なトラック。ダンサブルなビートとポジティブな歌詞が心地よい一曲。
4. Write on Me
感情的なバラードで、愛されることの喜びを詩的に表現。シンプルなアレンジがボーカルの美しさを引き立てている。
5. I Lied
トロピカルビートとR&Bサウンドが融合したセクシーな楽曲。愛に対する複雑な感情を描いた歌詞が印象的。
6. All in My Head (Flex) [feat. Fetty Wap]
夏を感じさせるトロピカルなナンバーで、Fetty Wapのラップが楽曲をさらに盛り上げている。恋愛の軽やかさをテーマにした明るい一曲。
7. Squeeze
甘く柔らかなメロディとロマンチックな歌詞が特徴の楽曲。感情的で優しい雰囲気がアルバムのバランスを整えている。
8. Gonna Get Better
前向きなメッセージが込められたトラックで、シンプルなビートが歌詞の意味を引き立てている。グループとしての一体感を感じる楽曲。
9. Scared of Happy
トロピカルポップとエレクトロニックの要素を取り入れたユニークな楽曲。喜びと恐れが入り混じる複雑な感情を表現している。
10. Not That Kinda Girl (feat. Missy Elliott)
Missy Elliottを迎えたファンキーなトラック。ディスコ風のビートと自信に満ちた歌詞が、アルバムの中でも異彩を放つ一曲。
ボーナストラック
11. Dope
恋愛における純粋な感情をストレートに表現した楽曲。控えめなビートと感情豊かなボーカルが特徴。
12. No Way
アルバムのラストを飾る感動的なバラード。愛の複雑さをテーマにし、メンバーのボーカル力が際立つ楽曲。
アルバム総評
『7/27』は、Fifth Harmonyがアーティストとして成熟し、より洗練されたサウンドを提示したアルバムだ。トロピカルハウスやR&B、ダンスポップといった多彩なジャンルを取り入れつつ、グループの特徴であるパワフルなボーカルとキャッチーなメロディを生かした作品となっている。「Work from Home」や「All in My Head (Flex)」などのヒット曲は、夏にぴったりの楽曲として今なお多くのリスナーに愛されている。
また、アルバム全体に通じる女性のエンパワーメントや恋愛のテーマが、リスナーにポジティブなエネルギーを与える。『7/27』は、Fifth Harmonyのキャリアにおける重要な作品であり、ポップとR&Bの魅力を存分に楽しめる一枚だ。
このアルバムが好きな人におすすめの5枚
Little Mix – Glory Days
ポップとダンスミュージックの融合が特徴で、『7/27』と同様のエネルギーを持つアルバム。
Ariana Grande – Dangerous Woman
セクシーで洗練されたポップアルバムで、Fifth Harmonyのスタイルと共通する。
Destiny’s Child – The Writing’s on the Wall
女性の自立とエンパワーメントをテーマにしたR&Bアルバムで、『7/27』と響き合う。
Dua Lipa – Future Nostalgia
ダンスミュージックとトロピカルサウンドを融合したアルバムで、Fifth Harmonyのファンにおすすめ。
BLACKPINK – The Album
ポップとヒップホップ、エレクトロニックを融合したエネルギッシュな作品で、『7/27』のリスナーにピッタリ。
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