Counting Stars by OneRepublic(2013)楽曲解説

※本記事は生成AIを活用して作成されています。

楽曲の概要

「Counting Stars」は、OneRepublicが2013年に発表した3作目のアルバム『Native』のオープニング曲であり、同作を代表するシングルである。作詞・作曲はフロントマンのRyan Tedder、プロデュースはTedderとNoel Zancanellaが担当した。アコースティック・ギターを軸にしたフォーク的な響き、手拍子を思わせるリズム、ゴスペルやブルースの感触、現代的なポップ・プロダクションを一つにまとめた楽曲で、従来のOneRepublicのピアノ中心のポップ・ロックから一歩踏み出したサウンドになっている。

アメリカのBillboard Hot 100では最高2位、イギリスではOneRepublic初の全英シングル1位を記録した。2007年の「Apologize」で世界的に知られたバンドにとって、特定のプロデューサーとのコラボレーションではなく、自分たち自身のサウンドで再び巨大なヒットを生んだという意味でも重要である。タイトルは「星を数える」という意味だが、歌詞では金銭を数える生活と対比され、成功や豊かさを何によって測るのかという問いにつながっている。

歌詞の概要

歌詞の語り手は、自分が送っている現実の生活と、本当に望んでいる生き方の間で揺れている。金銭や社会的な成功を追うことが正しいとされる世界にいながら、それだけでは満たされないことを感じている。そこで「お金を数える」ことと「星を数える」ことが対比される。前者が数字で測れる現実的な成功を表すとすれば、後者は夢、希望、自由など、簡単には数値化できない価値を象徴していると読める。

ただし語り手は、最初から迷いを捨てた自由な人物ではない。自分が正しいと思うものが周囲からは間違いに見えたり、逆に社会的に正しいとされるものに違和感を抱いたりする。歌詞にはこの「正しい/間違っている」という価値判断の反転が何度も登場する。頭では安定した道を選ぶべきだと理解していても、身体や直感は別の方向へ向かっているのである。

宗教的な言葉や祈りを思わせるイメージが混ざっていることも特徴だ。ここで宗教的な結論が提示されるわけではなく、語り手が自分より大きな価値を探していることを示す言葉として機能している。お金、成功、欲望、希望、罪悪感が混ざり合い、最終的に「何を信じて生きるのか」という問いへ近づいていく。明るく勢いのある曲だが、歌詞の中心にはかなり強い焦りがある。

制作背景・時代背景

『Native』はOneRepublicが2009年の『Waking Up』に続いて制作した3作目のアルバムで、主にRyan TedderのPatriot Studiosで録音された。バンドの公式紹介では、ロックとポップを基礎にしながら、電子音楽、ゴスペル、ブルース、フォークなどを取り入れた作品とされている。「Counting Stars」はその方向をもっとも明確に示す曲であり、アルバムの1曲目に置かれたことにも、新しいOneRepublicを提示する役割が感じられる。

当時のポップ・シーンでは、フォークやアメリカーナ的な楽器と大規模なポップ・プロダクションを組み合わせる流れが広がっていた。Mumford & SonsやThe Lumineersなどの成功によって、アコースティック楽器、足踏みや手拍子を思わせるビート、大人数で歌えるコーラスがメインストリームでも目立つようになっていた。「Counting Stars」はその時代感と共通する部分を持つが、純粋なフォーク・ロックではない。Tedderが得意とする巨大なサビや緻密な音の積み重ねを残し、アコースティックな感触を現代的なポップへ組み込んでいる。

この曲の成功は『Native』期のOneRepublicを決定づけた。イギリスでは「Apologize」の3位を上回って初の1位を獲得し、TedderもOfficial Chartsのインタビューで、自分が他のアーティストに提供した曲ではなく、自分のバンドで1位になったことへの特別な喜びを語っている。その後の「Love Runs Out」などにも、ゴスペル、ブルース、フォーク的な要素を強いビートと組み合わせる方向が引き継がれた。

歌詞の抜粋と和訳

この曲では「お金」と「星」という対照的なモチーフが、歌詞全体を理解する鍵になっている。お金は現実的で、数えることができ、社会的な成功を測る尺度になる。一方の星は同じく「数える」対象でありながら、実際には果てしなく広がっており、夢や可能性を思わせる。

もう一つ重要なのが、「正しいこと」と「間違っていること」が簡単には一致しないという感覚である。社会から見れば危険な選択でも、自分には生きている実感を与えることがある。逆に正しいとされる生き方が、自分を空虚にすることもある。歌詞はその矛盾を解決するというより、迷いながらも直感を信じようとする人物を描いている。

サウンドと歌詞の考察

「Counting Stars」の特徴は、イントロの軽いアコースティック感から、非常に大きなポップ・サウンドへ自然に拡大していく構成にある。冒頭ではギターの細かなストロークとRyan Tedderの声が中心で、音の隙間も比較的多い。ところが曲が進むにつれて低音とパーカッションが加わり、リズムの圧力が少しずつ強くなる。最初から最大音量で始めないため、サビに到達したときの広がりが実際以上に大きく感じられる。

リズムには、通常のポップ・ロックとは少し違う跳ね方がある。アコースティック・ギターが細かく刻み、その下でキックやパーカッションが一定の脈を作るため、聞き手には足踏みしながら前進していくような感覚が生まれる。後半になるほど手拍子やゴスペル的な集団性を感じさせる要素も強まり、一人の内面的な悩みを歌っていた曲が、次第に大勢で共有できるアンセムへ変化していく。この変化が、個人的な価値観を信じようとする歌詞に大きなスケールを与えている。

Ryan Tedderの歌唱では、ヴァースとサビのリズムの違いが重要である。ヴァースでは比較的低い音域で、言葉を細かく区切りながら前へ押し出す。メロディをゆったり歌い上げるというより、考えが次々と頭に浮かんでくるような忙しさがある。金銭、欲望、正しさ、罪といった複数の問題が入り混じる歌詞に対して、この細かなボーカル・リズムが語り手の焦りを感じさせる。

サビに入ると、その細かさが一気に整理される。メロディはより長い音を使って大きく開き、タイトルにつながる中心的なイメージが繰り返される。ヴァースが「どう生きるべきか」を考え続けている頭の中だとすれば、サビは理屈を越えて「自分はこちらを選びたい」と身体で感じる部分である。Tedderの声も高い位置まで上がるため、歌詞の内容以上に解放感が強くなる。

この曲を単純なフォーク・ポップにしないのが、低音とプロダクションの厚さである。アコースティック・ギターだけを聞けば素朴な曲にもできるが、実際にはベースとキックが強く、サビでは複数の音が広い範囲を埋める。フォーク的な「人間がその場で演奏している」感触と、2010年代のポップに求められる大きな音圧が同居している。OneRepublicは後年、この『Native』期の方向をさらに発展させ、「Love Runs Out」などでもルーツ音楽的なリズムを大規模なポップへ変換していった。

歌詞との関係で特に面白いのは、曲が「お金ではなく別の価値を求める」内容でありながら、極めて洗練された商業ポップとして作られていることである。素朴さを表現するために録音まで素朴にするのではなく、アコースティックなギターや集団的なリズムを、巨大なラジオ向けサウンドへ変換している。そこには歌詞と同じ矛盾がある。現実社会の中で成功を求めながら、その成功だけでは満たされないという感覚を、メインストリーム・ポップそのものの内部から歌っているのである。

さらに、曲は一度大きくなった後も単調な最大音量を維持せず、ボーカルやリズムの密度を変えながら最後まで推進力を保つ。これによって「Counting Stars」は内省的なテーマを扱っていても、立ち止まって考え込む曲にはならない。迷いを抱えたまま走り続ける感覚があり、それが歌詞の「まだ答えは出ていないが、今までとは違う方向へ進みたい」という気分と重なる。悩みの解決ではなく、価値観を変えるための運動そのものを音にしたところが、この曲の強さである。

この曲が好きな人におすすめの曲 5曲

「Love Runs Out」 by OneRepublic

『Native』期の流れを受け継ぐOneRepublicの代表曲。ピアノ、強烈なビート、ゴスペルやブルースを思わせる歌唱を組み合わせており、「Counting Stars」のルーツ音楽と現代ポップを混ぜる方向をさらに力強く押し進めている。

「I Lived」 by OneRepublic

同じ『Native』収録曲で、人生をどう生きるかというテーマをより直接的に扱う。「Counting Stars」の迷いや葛藤に対し、こちらは経験すること自体を肯定する方向へ進んでおり、歌詞の関係から聞き比べやすい。

「Little Talks」 by Of Monsters and Men

アコースティック楽器、足踏みを思わせるリズム、大人数で歌えるコーラスを現代的なポップへ変換した一曲。「Counting Stars」と同時代のフォーク・ポップが持っていた高揚感を、男女の掛け合いという別の方法で聞かせる。

「Pompeii」 by Bastille

2010年代前半を代表するアンセム型のポップ・ロック。音楽性は異なるが、個人的で不安を含んだ歌詞を、大人数のコーラスと巨大なリズムによって共有可能なポップソングへ変える方法が「Counting Stars」と共通している。

「Ho Hey」 by The Lumineers

アコースティック・ギター、手拍子、短い掛け声を使い、非常に単純な要素から強いフックを作った曲。「Counting Stars」よりフォーク寄りだが、2010年代初頭にルーツ音楽的な音がポップ市場へ広がった流れを理解しやすい。

まとめ

「Counting Stars」は、OneRepublicが従来のピアノ主体のポップ・ロックから音楽的な範囲を広げ、フォーク、ゴスペル、ブルースの感触を2010年代の大規模なポップへ取り込んだ転換点の一曲である。歌詞では「お金を数える」生活と「星を数える」生き方を対比し、社会的な成功と自分が本当に価値を感じるものの間で揺れる人物を描く。細かく焦るようなヴァースから、大きく開くサビへ移る構成は、その迷いが直感的な解放へ変わる過程と重なる。内省的なテーマを踊れるほど強いリズムへ変換したことが、世界的なヒットとOneRepublic独自のサウンドを両立させた核心である。

参照元

  • OneRepublic公式サイト
  • 『Native』作品クレジット
  • Official Charts Company
  • Billboard
  • Interscope Records

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