Come On, Let’s Go by The McCoys（1966）楽曲解説

楽曲レビュー

2025.03.16

1. 歌詞の概要
2. 歌詞のバックグラウンド
3. 歌詞の抜粋と和訳
4. 歌詞の考察
5. この曲が好きな人におすすめの曲
6. 「Come On, Let’s Go」の影響と後世への影響
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1. 歌詞の概要

「Come On, Let’s Go」は、1966年にThe McCoysがカバーした楽曲で、もともとはRitchie Valensが1958年にリリースしたロックンロールのクラシックナンバーです。曲のテーマは、シンプルながらもエネルギッシュなダンスの誘い。恋人や気になる相手を「さあ、行こう！」と誘い、楽しい時間を過ごそうという明るく軽快な内容です。

**「Come on, let’s go!」**というフレーズが何度も繰り返されることで、ノリの良い勢いが生まれ、ライブやダンスホールでの一体感を作り出す要素となっています。The McCoysのバージョンでは、原曲の陽気なロカビリー感を活かしつつ、彼ら特有のガレージロック的なサウンドを加えています。

2. 歌詞のバックグラウンド

「Come On, Let’s Go」は、1950年代のロックンロール黎明期における重要な楽曲の一つです。Ritchie Valensは、ラテン系アメリカ人のロックンロール・パイオニアとして知られ、「La Bamba」などのヒット曲を持つ伝説的なミュージシャンでした。彼の音楽は、当時の若者文化を反映し、エネルギッシュでダンサブルなサウンドが特徴でした。

The McCoysは、1966年にこの曲をカバーし、よりモダンなロックサウンドを取り入れました。彼らは前年に「Hang On Sloopy」の大ヒットを記録し、一躍スターとなった後、同じくキャッチーで盛り上がる楽曲を求めてこのカバーをリリースしました。彼らのバージョンは、よりガレージロック的なアレンジが施され、1960年代のロックの流れに合ったサウンドに仕上がっています。

3. 歌詞の抜粋と和訳

曲の歌詞は非常にシンプルで、ダンスへ誘うフレーズが中心となっています。

Come on, let’s go and do it again
Come on, let’s go and do it again

さあ、行こうよ、また一緒にやろう
さあ、行こうよ、また楽しもう

Well, you know what I like and you know what I like
I love you so, please don’t let me go

君は僕の好きなことを知ってるよね
君のことが大好きだから、行かないでくれよ

Come on, let’s go, little darlin’
Come on, let’s go, again, and again, and again

さあ、行こうよ、ダーリン
さあ、行こうよ、何度でも、何度でも

この歌詞の魅力は、そのストレートな楽しさと、繰り返しによる高揚感にあります。まさにダンスフロアでの高揚感をそのまま詰め込んだような楽曲と言えます。

※歌詞の全文はこちらで確認できます。

4. 歌詞の考察

「Come On, Let’s Go」は、恋愛の駆け引きや深い感情のやり取りを描くのではなく、純粋に楽しい時間を共有することを目的とした楽曲です。そのため、歌詞は非常にシンプルで、リズミカルに繰り返されることで、聴く人を自然とダンスへと誘います。

また、曲全体の構成も覚えやすく、ライブやパーティーで盛り上がるのに最適な楽曲となっています。1960年代のロックンロールには、「楽しさ」や「エネルギー」を前面に押し出した楽曲が数多くありましたが、この曲もその流れを受け継いでいます。

The McCoysのバージョンでは、ギターリフがより強調され、ガレージロック的な荒々しさが加わっています。このことで、原曲のロカビリー的な軽快さに加え、1960年代のロックらしいパンチが効いたアレンジになっています。

5. この曲が好きな人におすすめの曲

“La Bamba” by Ritchie Valens
同じRitchie Valensの名曲で、ダンス向けのエネルギッシュなロックンロール。
“Twist and Shout” by The Beatles
シンプルでエネルギッシュなロックンロールの代表曲で、盛り上がる一曲。
“Do You Wanna Dance” by Bobby Freeman
ダンスに誘う歌詞とノリの良いビートが、「Come On, Let’s Go」と共通する楽曲。