発売日: 2014年6月2日
ジャンル: エレクトロポップ / クラシカルクロスオーバー / ダンス
「New Eyes」は、イギリスのエレクトロポップグループ、Clean Banditのデビューアルバムで、クラシック音楽とエレクトロニックダンスミュージックを融合させた斬新なスタイルが魅力の一作だ。全英シングルチャートで1位を記録した大ヒット曲「Rather Be(feat. Jess Glynne)」を含む本作は、伝統的な音楽要素をモダンなビートと掛け合わせ、リスナーに新しい音楽体験を提供している。
このアルバムでは、さまざまなジャンルを背景に持つゲストボーカリストを迎え、それぞれの楽曲が異なる個性を持ちながらも、クラシカルなアレンジとエレクトロニックなプロダクションがアルバム全体を統一している。バイオリンやチェロといった弦楽器の使用が際立ち、華やかで革新的な音楽が広がる。
- 各トラック解説
- 1. Mozart’s House(feat. Love Ssega)
- 2. Extraordinary(feat. Sharna Bass)
- 3. Dust Clears(feat. Noonie Bao)
- 4. Rather Be(feat. Jess Glynne)
- 5. A+E(feat. Kandaka Moore & Nikki Cislyn)
- 6. Come Over(feat. Stylo G)
- 7. Cologne(feat. Nikki Cislyn & Javeon)
- 8. Telephone Banking(feat. Love Ssega)
- 9. Up Again(feat. Rae Morris)
- 10. Heart on Fire(feat. Elisabeth Troy)
- 11. New Eyes
- 12. Outro Movement III
- アルバム総評
- このアルバムが好きな人におすすめの5枚
各トラック解説
1. Mozart’s House(feat. Love Ssega)
モーツァルトの音楽をモチーフにしたクラシカルクロスオーバーの代表曲。シンセと弦楽器のユニークな融合が聴きどころで、古典音楽と現代的なダンスミュージックを巧みに組み合わせている。
2. Extraordinary(feat. Sharna Bass)
Sharna Bassの透明感のあるボーカルが印象的なエレクトロポップトラック。美しいメロディとクラシック要素が心地よい一曲で、リラックスした雰囲気を楽しめる。
3. Dust Clears(feat. Noonie Bao)
夢見心地なボーカルとミニマルなエレクトロサウンドが融合した楽曲。Noonie Baoの声が幻想的な雰囲気を引き立てており、アルバムの中でも独特の世界観を持つ。
4. Rather Be(feat. Jess Glynne)
大ヒットを記録した名曲で、Jess Glynneの力強いボーカルとキャッチーなメロディが特徴。愛する人といる場所がどこであれ「最高の場所」であるというテーマが、リスナーに明るさと希望を与える。
5. A+E(feat. Kandaka Moore & Nikki Cislyn)
ファンキーなリズムと大胆なビートが際立つトラック。ラップとボーカルが交錯し、ダンサブルなエネルギーを感じさせる。
6. Come Over(feat. Stylo G)
レゲエの要素を取り入れた楽曲で、Stylo Gのリズミカルなボーカルが楽曲に南国風の爽やかさを添えている。
7. Cologne(feat. Nikki Cislyn & Javeon)
ソウルフルなボーカルとダンサブルなビートが調和した楽曲。都会的で洗練された雰囲気が楽しめる。
8. Telephone Banking(feat. Love Ssega)
ユーモアに溢れた歌詞とファンキーなリズムが特徴。Love Ssegaの個性的なボーカルが楽曲をさらに楽しくしている。
9. Up Again(feat. Rae Morris)
繊細なアコースティックサウンドとエレクトロが調和するバラード。Rae Morrisの優しいボーカルが楽曲の感情的な深みを引き立てている。
10. Heart on Fire(feat. Elisabeth Troy)
情熱的なボーカルとエネルギッシュなビートが融合した楽曲。ダンスフロアを盛り上げる力強い一曲。
11. New Eyes
アルバムのタイトル曲で、Lizzoをフィーチャーした楽曲。彼女の個性的なボーカルとエレクトロニックなアレンジが見事にマッチしている。
12. Outro Movement III
アルバムを締めくくるインストゥルメンタルトラックで、クラシカルな要素が際立つ壮大なフィナーレを演出している。
アルバム総評
「New Eyes」は、Clean Banditの独自の音楽スタイルを存分に味わえるデビューアルバムであり、クラシカルクロスオーバーとエレクトロポップの融合が革新的だ。どの楽曲も個性的でありながら、アルバム全体に一貫性があり、新鮮な音楽体験を提供している。特に「Rather Be」や「Extraordinary」といった楽曲は、ポップミュージックとクラシックの美しい調和を象徴している。本作は、ジャンルの垣根を超えた音楽の可能性を感じさせる一枚である。
このアルバムが好きな人におすすめの5枚
In Colour by Jamie xx
エレクトロニックとアコースティックの融合が特徴で、「New Eyes」の雰囲気に通じる。
Settle by Disclosure
洗練されたエレクトロポップが楽しめる作品で、ダンスミュージック好きにおすすめ。
The English Riviera by Metronomy
都会的なポップサウンドと美しいメロディが、「New Eyes」のファンに響く一枚。
Since I Left You by The Avalanches
ジャンルを超えたサンプリングの妙技が光るアルバムで、Clean Banditの革新性に共鳴。
Grace by Jeff Buckley
クラシカルなアレンジとエモーショナルなボーカルが融合し、感情的な深みが楽しめる。
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